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● 造本・体裁・価格 / ● 編集委員 / ● 執筆者 / ● 内容目次
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●造本・体裁・価格 体 裁 B5判上製 486頁 発刊日 2010年 8月 30日定 価 52,360円(本体 47,600円,消費税 4,760円)割引価格 11,000円(税込)発 行 (株)エル・アイ・シー ISBN 978-4-900487-47-5 ●編集委員(敬称略) 小幡 裕一 理化学研究所筑波研究所 所長 城石 俊彦 国立遺伝学研究所系統生物研究センター センター長 芹川 忠夫 京都大学大学院医学研究科附属動物実験施設 施設長 田中 啓二 東京都臨床医学総合研究所 所長 米川 博通 東京都臨床医学総合研究所 副所長 ●循環器疾患編集(敬称略) 北 徹 国立病院機構神戸医療センター中央市民病院 院長 堀内 久徳 東北大学加齢医学研究所基礎加齢研究分野 教授 柳田 素子 京都大学次世代研究者育成センター「白眉プロジェクト」特定准教授 猪原 匡史 京都大学大学院医学研究科臨床神経学 助教 冨本 秀和 三重大学大学院医学系研究科神経病態内科学分野 教授 並河 徹 島根大学医学部病態病理学 教授 ●執筆者(執筆順・敬称略) 尾野 亘: 京都大学大学院医学研究科循環器内科 講師 長谷川浩二: 国立病院機構京都医療センター展開医療研究部長 田巻 庸道: 京都大学大学院循環器内科 岩永 善高: 近畿大学医学部循環器内科学 講師 和田 啓道: 国立病院機構京都医療センター先端医療技術開発研究室長 山本 健: 山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学 助教 大野 誠: 山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学 矢野 雅文: 山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学 講師 松崎 益徳: 山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学 教授 阪部 優夫: 静岡赤十字病院循環器科 井上 博: 富山大学大学院医学薬学研究部内科学第二 教授 品川 弥人: 北里大学医学部循環器内科学 助教 和泉 徹: 北里大学医学部循環器内科学 教授 阪本 英二: 国立循環器病研究センター研究所血管機能研究室 室長 上山 敬司: 和歌山県立医科大学医学部解剖学第一講座 准教授 鈴木 淳一: 東京大学大学院医学系研究科先端臨床医学開発講座 特任准教授 塩井 哲雄: 京都大学大学院医学研究科循環器内科 講師 奥田 真一: 山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学 齋藤 充弘: 大阪大学医学部附属病院未来医療センター 助教 宮川 繁: 大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科学 助教 澤 芳樹: 大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科 教授 前田 清司: 筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻 講師 宮内 裕美: 筑波大学先端学際領域研究センター 客員研究員 酒井 俊: 筑波大学大学院人間総合科学研究科疾患制御医学専攻循環器病態医学分野 講師 宮内 卓: 筑波大学大学院人間総合科学研究科疾患制御医学専攻循環器病態医学分野 教授 田淵 新: The Keenan Research Centre in the Li Ka Shing Knowledge Institute, St. Michael's Hospital (Toronto, Canada) 吉村 耕一: 山口大学大学院医学系研究科器官病態外科学 特命准教授 山口県立大学大学院健康福祉学研究科 教授 青木 浩樹: 久留米大学循環器病研究所 准教授 中邨 智之: 関西医科大学薬理学 教授 坪田 秀樹: 京都大学大学院医学研究科心臓血管外科 丸井 晃: 京都大学医学部附属病院探索医療センター・心臓血管外科 准教授 坂田 隆造: 京都大学大学院医学研究科心臓血管外科 教授 田中 君枝: 東京大学大学院医学系研究科循環器内科学 佐田 政隆: 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部循環器内科学 教授 徳島大学病院循環器内科科長/徳島大学病院超音波センター長 徳島大学病院卒後臨床研修センター長 許 揚: 中国医学科学院・中国協和医科大学薬用植物研究所 村山 敏典: 京都大学大学院医学研究科臨床創成医学 講師 横出 正之: 京都大学大学院医学研究科臨床創成医学 教授 香月 俊輔: 九州大学大学院医学研究院循環器内科学 的場 哲哉: 九州大学大学院医学研究院循環器内科学 助教 古賀純一郎: 九州大学大学院医学研究院循環器内科学 江頭 健輔: 九州大学大学院医学研究院循環器内科学 准教授 池田 宏二: 京都府立医科大学大学院医学研究科循環器内科学 助教 梅村 和夫: 浜松医科大学薬理学 教授 周藤 俊樹: 大塚製薬活纐品事業企画部部長 山下 篤: 宮崎大学医学部病理学講座構造機能病態学分野 助教 浅田祐士郎: 宮崎大学医学部病理学講座構造機能病態学分野 教授 西村 智: 東京大学大学院医学系研究科循環器内科 システム疾患生命科学による先端医療技術開発拠点 特任助教, JST さきがけ「光の利用」 長崎 実佳: 東京大学大学院医学系研究科循環器内科 コンピュータ画像診断学/予防医学 特任助教 宮田 敏行: 国立循環器病研究センター研究所分子病態部部長 水口 純: 一般財団法人化学及血清療法研究所 坂野 史明: 国立循環器病研究センター研究所分子病態部 武曾 恵理: 財団法人田附興風会医学研究所北野病院・腎臓内科部長 冨田奈留也: 川崎医科大学腎臓・高血圧内科 准教授 駒井 則夫: 川崎医科大学腎臓・高血圧内科 講師 柏原 直樹: 川崎医科大学腎臓・高血圧内科 主任教授 山田-内尾こずえ:医薬基盤研究所難病・疾患資源研究部疾患モデル小動物研究室 研究員 眞鍋 昇: 東京大学大学院農学生命科学研究科実験資源動物科学研究室 教授 滝山 由美: 旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野特任 講師 羽田 勝計: 旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野 教授 高橋 智: 筑波大学大学院人間総合科学研究科解剖学・発生学研究室 教授 南学 正臣: 東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科 特任講師 村津 四葉: 東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科 御手洗哲也: 埼玉医科大学腎・高血圧内科 教授 山本 格: 新潟大学大学院医歯学総合研究科附属腎研究施設構造病理学分野 教授 佐渡 義一: 重井医学研究所免疫部門部長 鎌田 貢壽: 北里大学医学部腎臓内科学 教授 藤井 秀毅: 神戸大学大学院医学研究科腎臓内科学/腎・血液浄化センター 助教 深川 雅史: 東海大学医学部腎内分泌代謝内科 教授 河内 裕: 新潟大学大学院医歯学総合研究科附属腎研究施設分子病態学分野 教授 松阪 泰二: 東海大学医学部腎内分泌代謝内科/総合医学研究所 准教授 清水 昭博: 東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科 柳田 素子: 京都大学次世代研究者育成センター「白眉プロジェクト」特定准教授 岡田 浩一: 埼玉医科大学医学部腎臓内科 准教授 郭 h: 東北大学大学院医学系研究科腎高血圧内分泌学分野 森 建文: 東北大学大学院医学系研究科分子病態治療学分野 准教授 伊藤 貞嘉: 東北大学大学院医学系研究科腎高血圧内分泌学分野 教授 中野 大介: 香川大学医学部薬理学 助教 人見 浩史: 香川大学医学部薬理学 助教 西山 成: 香川大学医学部薬理学 教授 古家 大祐: 金沢医科大学糖尿病・内分泌内科学 教授 冨永 辰也: 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部医用検査学 助教 土井 俊夫: 徳島大学医学部腎臓内科学 教授 追手 巍: 新潟大学大学院医歯学総合研究科附属腎研究施設機能制御学分野 教授 石澤 啓介: 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部医薬品機能生化学分野 助教 玉置 俊晃: 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部薬理学 教授 猪阪 善隆: 大阪大学大学院医学系研究科老年・腎臓内科学 准教授 岡崎 泰昌: 名古屋大学大学院医学系研究科生体反応病理学 助教 豊國 伸哉: 名古屋大学大学院医学系研究科生体反応病理学 教授 出口健太郎: 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科脳神経内科学 助教 阿部 康二: 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科脳神経内科学 教授 田中耕太郎: 富山大学附属病院神経内科 教授 大槻 俊輔: 広島大学病院脳神経内科診療准教授 松本 昌泰: 広島大学大学院医歯薬学総合研究科脳神経内科学 教授 猪原 匡史: 京都大学大学院医学研究科臨床神経学 助教 冨本 秀和: 三重大学大学院医学系研究科神経病態内科学分野 教授 石橋 良太: 京都大学大学院医学研究科脳神経外科 西村 真樹: 京都大学大学院医学研究科脳神経外科 助教 青木 友浩: 京都大学大学院医学研究科脳神経外科 宮本 享: 京都大学大学院医学研究科脳神経外科 教授 横井 俊浩: 滋賀医科大学脳神経外科学 助教 野崎 和彦: 滋賀医科大学脳神経外科学 教授 並河 徹: 島根大学医学部病態病理学教授 岸 拓弥: 九州大学大学院医学研究院循環器内科学先端心血管治療学講座 助教 廣岡 良隆: 九州大学病院循環器内科 講師 石川 典由: 島根大学医学部器官病理学 助教 太田 善夫: 近畿大学医学部奈良病院臨床検査部 教授 鮎澤 信宏: 東京大学大学院医学系研究科腎臓・内分泌内科 長瀬 美樹: 東京大学大学院医学系研究科腎臓・内分泌内科 准教授 池田 克巳: 武庫川女子大学薬学部健康機能解析学 教授 安井菜穂美: 武庫川女子大学薬学部健康機能解析学 助教 北森 一哉: 金城学院大学生活環境学部 講師 根岸 裕子: 奈良女子大学生活環境学部 助教 永野 克将: 筑波大学大学院生命環境科学研究科生物機能科学専攻 石田 純治: 筑波大学大学院生命環境科学研究科生物機能科学専攻 講師 深水 昭吉: 筑波大学大学院生命環境科学研究科生物機能科学専攻 教授 筑波大学先端学際領域研究センター教授
●内容目次第1章 心疾患
第1節 心筋梗塞モデル(小動物)(尾野 亘) はじめに 1.マウス 1.1 心筋梗塞モデル 1.2 虚血再灌流モデル 2.ラット 2.1 心筋梗塞モデル 2.2 虚血再灌流モデル 第2節 心筋梗塞モデル(大動物)(長谷川浩二) 1.大動物心筋梗塞モデルの利点,欠点−小動物との比較 1.1 利点 1.2 欠点 2.イヌおよびブタ心筋梗塞 2.1 イヌ心筋梗塞 2.2 ブタ心筋梗塞 3.心臓カテーテルを用いたカニクイザル心筋梗塞作成法 第3節 高血圧性心疾患モデル(田巻庸道, 岩永善高) 1.高血圧性心疾患とは 2.高血圧自然発症ラット 2.1 高血圧自然発症ラット 2.2 自然発症高血圧心不全ラット 2.3 脳卒中易発症高血圧自然発症ラット 3.ダール食塩感受性(DS:Dahl salt-sensitive)ラット 4.Ren2トランスジェニックラット(TGR(mRen2)27) 5.DOCA(Deoxycorticosterone acetate)塩負荷モデル 6.Angiotensin II 負荷モデル 7.L-NAME(Nω-nitro-L-arginine methyl ester)負荷モデル 第4節 大動脈縮窄圧負荷心肥大モデル(和田啓道) 1.はじめに 2.作製方法 3.評価方法 3.1 経時的変化 3.2 サクリファイス 3.3 組織学的評価 4.おわりに 第5節 頻拍誘発心不全モデル (山本 健,大野 誠,矢野雅文,松崎益徳) 1.頻拍誘発心不全モデルの歴史 2.頻拍誘発心不全モデルの作製の実際 3.モデルにおける心機能 4.モデルの液性因子 5.モデルにおけるCa2+ハンドリング 6.まとめ 第6節 心房細動モデル(阪部 優夫,井上 博) 1.はじめに 2.動物種の選択 3.実験施設・機器 4.実験モデルの選択・作製 4.1 急性実験モデル (1) 迷走神経刺激モデル (2) 心房虚血モデル (3) 急性心房容量負荷モデル (4) アコニチン塗布モデル 4.2 慢性実験モデル (1) 無菌性心膜炎モデル (2) 心房高頻度刺激モデル (3) 心室高頻度刺激による心不全モデル (4) 心房高頻度刺激による頻脈誘発性心不全モデル (5) 心筋梗塞に伴う心不全モデル (6) 僧帽弁閉鎖不全モデル (7) 房室ブロックモデル (8) 慢性容量負荷モデル 5.まとめ 第7節 心筋炎モデル(品川弥人, 和泉 徹) はじめに 1.ウイルス性心筋炎モデル(コクサッキーB3ウイルス心筋炎モデル) 2.自己免疫性心筋炎モデル 3.ルイスラット自己免疫性心筋炎モデルについて 3.1 モデルの作製 (1) ブタ心筋ミオシンの抽出 (2) CFAとしてラットへの投与 3.2 臨床経過,心筋炎の発症 (1) 導入期 (2) 効果期 (3) 炎症の消退 第8節 心筋症モデル(阪本英二) 1.心筋症とは 2.心筋症ハムスターの種類と特徴 3.心筋症ハムスターの原因遺伝子と発症機構 4.心筋症ハムスターを用いた“final common pathway”の研究 5.心筋症ハムスターを用いた新しい心筋症治療の開発 6.まとめ 第9節 たこつぼ心筋症(上山敬司) 1.たこつぼ心筋症 2.たこつぼ心筋症の動物モデル 3.カテコラミン投与による動物モデル 4.動物モデルからみた,たこつぼ型心筋症の病態 5.今後の検討課題 第10節 心臓移植モデル(鈴木淳一) 1.心臓移植モデルの利用 2.移植モデル作製法 2.1 準備 2.2 方法 (1) ドナーの準備 (2) レシピエントの準備 (3) 心臓移植 3.評価 3.1 腹部触診 3.2 病理学的評価 第11節 遺伝子改変動物(心肥大・心不全)(塩井哲雄) 1.遺伝子改変動物作製に用いられる生物種 2.遺伝子改変動物の作製法 2.1 トランスジェニックマウス 2.2 ノックアウト(knock-out)マウスとノックイン(knock-in)マウス 3.遺伝子改変マウスの解析 3.1 生体内(in vivo)での解析 (1) 心機能 (2) 形 態 (3) 代 謝 (4) 電気生理 3.2 生体外(ex vivo)での検討 3.3 病理学的解析 4.遺伝子改変マウスの解析にあたっての注意点 5.遺伝子改変マウスの心不全発症メカニズムへの応用 第12節 遺伝子改変動物 (不整脈)(奥田真一,矢野雅文) 1.背景 2.遺伝子改変マウスの種類とその作製 3.遺伝子改変動物(おもにマウス)の種類と改変部位 3.1 はじめに 3.2 QT延長症候群(Long QT syndrome:LQT) 3.3 Brugada症候群 3.4 カテコラミン誘発性多形性心室頻拍 3.5 洞性不整脈 3.6 房室ブロック 3.7 心房細動 3.8 心筋症モデルに合併する不整脈 (1) HCMマウスモデルに合併する不整脈 (2) グリコーゲン糖代謝異常(糖原病)によるWPW症候群を合併するHCM (3) 家族性DCMに合併する不整脈 (4) MicroRNAとの関連 4.遺伝子改変マウスを用いた実験法 4.1 心電図 4.2 電気生理学検査 4.3 Optical Mapping 5.最後に 第13節 心筋細胞再生療法(齋藤充弘,宮川 繁,澤 芳樹) はじめに 1.心筋梗塞モデルラットに対する心機能改善効果の検討 1.1 実験方法 1.2 結 果 2. 拡張型心筋症(DCM)に対する自己細胞シート移植による心機能改善効果の検討 2.1 実験方法 2.2 結 果 3.心筋梗塞大動物モデルに対する心機能改善効果の検討 3.1 実験方法 3.2 結 果 4.拡張型心筋症(DCM)大動物モデルに対する心機能改善効果の検討 4.1 実験方法 4.2 結 果 おわりに第2章 血管疾患
第1節 肺高血圧(前田清司,宮内裕美,酒井 俊,宮内 卓) 1.はじめに 2.モノクロタリンによる肺高血圧モデルの作製法 2.1 モノクロタリンと肺高血圧 2.2 準備するもの (1) 試 薬 (2) モノクロタリンの調製 (3) その他 2.3 プロトコール 3.エラスターゼによる肺高血圧モデルの作製法 3.1 エラスターゼと肺高血圧 3.2 準備するもの (1) 試 薬 (2) エラスターゼの調製 (3) その他 3.3 プロトコール 4.おわりに 第2節 肺微小循環観察モデル(田淵 新) はじめに 1.マウス肺微小循環 生体顕微鏡観察モデル 1.1 生体顕微鏡 1.2 マウス肺生体顕微鏡 2.我々のモデルの特徴 2.1 生理的 2.2 観察域へのアクセスが容易 2.3 手技が比較的容易 3.マウス肺,生体顕微鏡観察モデルの作製 3.1 必要機材 3.2 マウス肺生体顕微鏡手順 (1) マウスの麻酔 (2) 剃毛 (3) マウスの固定 (4) 頸部手術 (5) 頸部切開 (6) カテーテル留置 (7) 気管切開及び挿管 (8) 胸部手術(観察窓作成) (9) 人工換気と麻酔薬持続投与の開始 (10) 皮膚と筋層の離断 (11) 体位の変換と離断した筋の反転 (12) 観察窓の作製 - 肺の虚脱まで (13) 観察窓の作製 - 胸壁の切除 (14) 観察窓の作製 - 観察窓の閉鎖 (15) 体位の調整- 観察窓を水平にする (16) 肺表面の観察 4.Tips 4.1 出血 4.2 肺損傷 4.3 肺再膨張 4.4 観察窓に対する肺の位置決め 4.5 循環動態不良 5.マウス肺微小循環観察モデルを使った画像例 6.トラブルシューティング 6.1 マウスが突然死する,血行動態が保てない 6.2 視野の揺れが激しく,得られる画像の質が低い 6.3 画像の質が悪い(コントラストが低い) 6.4 肺の状態が悪い。(点上に赤く変色したり,interstitial edemaが強いなど) 6.5 肺が再膨張しない 7.トリビア 結びに 第3節 大動脈瘤(吉村耕一, 青木浩樹) はじめに 1.塩化カルシウム刺激によるマウス腹部大動脈瘤モデルの作製法 1.1 モデルの特徴 1.2 準備するもの 1.3 術前準備と麻酔 1.4 手術方法 1.5 術後管理 1.6 モデル利用の注意点等 2.アンジオテンシンII負荷による高脂血症マウスの腹部大動脈瘤モデル作製法 2.1 モデルの特徴 2.2 準備するもの 2.3 術前準備 (1) アンジオテンシンII溶液の調製 (2) アンジオテンシンII溶液の浸透圧ポンプへの充填 2.4 麻酔と手術の方法 2.5 術後管理 2.6 モデル利用の注意点等 3.マウス腹部大動脈瘤モデルの解析法 3.1 超音波検査 3.2 血圧測定 3.3 組織摘出と瘤径測定 (1) 灌流固定 (2) 大動脈摘出 (3) マクロ写真撮影 (4) 瘤径計測 3.4 組織学的評価 (1) 固定標本から切片作製 (2) 染色法と観察項目 3.5 その他 おわりに 第4節 大動脈疾患を来す遺伝子改変動物(中邨智之) 1.動脈硬化 1.1 粥状硬化 1.2 動脈石灰化 (1) Matrix Gla protein欠損マウス(Mgp−/−マウス) (2) Klotho欠損マウス (3) FGF23欠損マウス(Fgf23−/−マウス) (4) Osteoprotegerin欠損マウス(Opg−/−マウス) (5) ABCC6欠損マウス(Abcc−/−マウス) 1.3 中膜の硬化 (1) Fibulin-5(別名 DANCE)欠損マウス(Fbln5−/−マウス) (2) 平滑筋特異的Fibulin-4欠損マウス(Fbln4flox/flox,Sm22-Cre(+)マウス) 2.大動脈瘤 2.1 腹部大動脈瘤 (1) Apo E欠損マウス+アンギオテンシンII (2) Apo E/eNOS両欠損マウス(Apoe−/−eNOS−/−マウス) 2.2 胸部大動脈瘤 (1) (1) Blotchyマウス(ATP7a欠損マウス) (2) 平滑筋特異的Fibulin-4欠損マウス(Fbln4flox/null, Sm22-Cre(+)マウス) 2.3 Marfan症候群 Fibrillin-1変異マウス 第5節 下肢虚血モデル (坪田秀樹,丸井 晃,坂田隆造) 1.マウス下肢虚血モデル 下肢血流評価方法 (1) 皮膚血流測定 (2) 血管密度 (3) 血管造影による側副血行路の評価 2.中・大動物での虚血下肢モデル 第6節 バルーン傷害モデル(田中君枝,佐田政隆) はじめに 1.マウスを用いたワイヤー傷害モデル 2.手技により形成される血管病変 おわりに 第7節 マウスカフ血管傷害モデル (許 揚,村山敏典,横出正之) 1.小動物を用いた血管リモデリング病変モデル 2.マウス大腿動脈カフモデルの作製手技 3.血管リモデリング病変の組織評価 4.マウスカフモデルの血管リモデリング病理組織 4.1 正脂血症マウス: C57BL/6 4.2 LDL受容体欠失マウス 5.マウスカフモデルの応用 5.1 経皮的冠動脈形成術Percutaneous Coronary Intervention(PCI)後の再狭窄病変 5.2 粥状動脈硬化類似病変 第8節 粥状動脈硬化プラーク破綻モデル (香月俊輔,的場哲哉,古賀純一郎,江頭健輔) 1.はじめに 2.粥状動脈硬化プラーク破綻マウスモデル 2.1 ApoE欠損マウス腕頭動脈における粥状硬化病変 2.2 粥状動脈硬化プラーク破綻モデルの作製 3.ヒト冠動脈のプラーク破綻とマウス腕頭動脈のプラーク破綻モデルの比較 4.プラーク破綻モデルを用いた治療研究 5.おわりに 第9節 血管新生療法 (池田宏二) 1.増殖因子投与による血管新生療法 2.細胞移植による血管新生療法 2.1 血管内皮前駆細胞(EPC) 2.2 骨髄単核球 3.最後に第3章 血栓症
第1節 ローズベンガルと緑色光を用いた血栓モデル(梅村和夫) 1.はじめに 2.光化学反応 3.大腿動脈血栓モデル 3.1 モデルの特徴 3.2 実験手技・方法 3.3 大腿動脈血栓モデルを用いた研究 4.中大脳動脈血栓モデル 4.1 はじめに 4.2 中大脳動脈血栓モデル 4.3 神経兆候の観察と脳梗塞エリアの測定 4.4 中大脳動脈血栓モデルの特徴 4.5 中大脳動脈血栓モデルを用いた研究 5.おわりに 第2節 ferric chloride傷害血栓モデル (周藤俊樹) はじめに 1.この疾患モデルの作製法の目的と概要 2.臨床的意義と有用性 3.具体的な実験手技・方法 3.1 実験動物 3.2 必要な実験器具・試薬 3.3 実験手技 3.4 測定項目 4.手技や測定法の注意するポイント 5.この疾患モデルの特徴,限界,欠点 6.おわりに 第3節 バルーンカテーテルによる反復傷害血栓モデル (山下 篤,浅田祐士郎) 1.はじめに 2.臨床的意義 3.血栓モデル作製手技 4.血栓の評価方法 5.モデルの特徴・限界など 第4節 生体内分子イメージング手法 (西村 智,長崎実佳) 1.緒言 なぜ生体イメージングなのか 2.肥満と慢性炎症 生体分子イメージングでみる肥満脂肪組織 2.1 肥満脂肪組織における生体分子イメージングの意義 2.2 「生組織イメージング」でみる肥満脂肪組織リモデリング 2.3 生体内の脂肪組織の可視化 生体分子イメージングの開発 2.4 肥満脂肪組織と慢性炎症 2.5 CD8陽性T細胞の重要性 肥満病態の最も初期のトリガーは何か? 3.血小板機能の可視化 4.まとめ 第5節 遺伝子改変 (宮田敏行,水口 純,坂野史明) 1.はじめに 2.アンチトロンビン遺伝子欠損マウス 遺伝子欠損マウス 3.プロテインC遺伝子欠損マウス 遺伝子欠損マウス (1) 生存率 (2) 出 血 (3) 繁 殖 (4) 凝固・炎症系への影響 4.プロテインS遺伝子欠損マウス 遺伝子欠損マウス 5.ADAMTS13遺伝子欠損マウス 遺伝子欠損マウス第4章 腎疾患
第1節 自然発症モデル 第1項 IgA腎症自然発症モデル(武曾恵理) はじめに 1.IgA腎症自然発症モデルに求められる形質 2.IgA腎症自然発症モデルとしてのddYマウス 2.1 ddYマウスの血清学的特性 2.2 ddYマウスの病態の種相と遺伝背景 3.純系高IgA血症マウス(HIGA) 3.1 確立の経緯 3.2 HIGAマウスの病理所見の特徴 3.3 HIGAマウスの血中および糸球体沈着性IgAの荷電,サイズの特性と, その産生に関する免疫学的背景 3.4 HIGAマウスのIgA分子糖鎖の特性 3.5 Th1誘導による活動型病変の進展メカニズム 3.6 病変関連形質の遺伝的背景 4.HIGAマウスを用いた各種誘導実験 4.1 レニン-アンギオテンシン系(RAS)の発現増強による病変修飾 4.2 骨髄移植による病変修飾 4.3 各種炎症惹起物質および感染症誘導による病変修飾 (1) LPS投与実験 (2) ウイルス感染症誘発実験 第2項 高血圧(冨田奈留也/駒井則夫/柏原直樹) はじめに 1.食塩感受性 2.Dahl食塩感受性ラットの概要 3.Dahl-Sラットの腎障害 4.SHR(Spontaneously Hypertensive Rat)の概要 5.SHRの腎障害 6.SHR-SP(Stroke-prone Spontaneously Hypertensive Rat)の概要 7.SHR-SPの腎障害 8.おわりに 第3項 ネフローゼ(ICGNマウス)(山田-内尾こずえ/眞鍋 昇) 1.ICGNマウスの由来および原因遺伝子 2.病態 3.腎線維症モデルとしての有用性 4.腎性貧血モデルとしての利用 第4項 糖尿病(db/db,SHR/nd等)(滝山由美/羽田勝計) 1.1型糖尿病モデル動物 1.1 NOD(Nonobese diabetic)マウス 1.2 Akitaマウス 2.2型糖尿病・肥満モデル動物 2.1 db/dbマウス 2.2 KKマウス,KKAyマウス 2.3 OLETF (Otsuka Long Evans Tokushima Fatty)ラット 2.4 TSOD (Tsumura, Suzuki, Obese Diabetes) マウス 2.5 NSY (Nagoya-Shibata-Yasuda) マウス 2.6 Wister fattyラット 2.7 ZDF (Zucker Diabetic fatty)ラット 2.8 GK (Goto-Kakizaki)ラット 2.9 SHR/N-cP (SHR/ND-mcr-cp)ラット 第5項 SLE (MRLマウス等)(高橋 智) 1. MRL/lprマウス 1.1 由来,特徴 1.2 病態,病理 1.3 発症のメカニズム 2.BXSBマウス 2.1 由来,特徴 2.2 病態,病理 2.3 発症のメカニズム 3.NZB×NZW (NZB/W)F1マウス 3.1 由来,特徴 3.2 病態,病理 3.3 発症のメカニズム 第2節 腎疾患作製モデル 第1項 腎不全モデル (1)虚血性腎障害モデル(南学正臣/村津四葉) 1.はじめに 2.解剖 3.手技 3.1 麻酔 3.2 方法 (1) 右腎摘出 (2) 虚血性急性腎障害(温虚血)モデル (3) 冷虚血モデル (4) 再灌流 4.組織障害の判定 (2)5/6腎摘モデル(御手洗哲也) 1.はじめに 2.モデルの有用性 3.作製方法 3.1 腎部分摘出による方法 3.2 腎血管結紮による方法 4.注意点 第2項 糸球体障害モデル (1) 抗Thy-1(抗体)糸球体腎炎モデル(山本 格) 1.モデルの背景 2.モデルの概要 3.モデルの作製方法 3.1 抗Thy1抗体の作製,入手 (1) 抗ラツト胸腺細胞抗血清 (2) モノクローナル抗ラットThy-1.1抗体 3.2 モデルの誘導 4.モデルの有用性 4.1 メサンギウム細胞の機能や細胞同定 4.2 メサンギウム増殖性病変の機序と病態 (2)抗GBM抗体腎炎(佐渡義一) 1.はじめに 2.IV型コラーゲンとGBM 3.実験モデルの種類と意義 3.1 馬杉腎炎(抗腎血清腎炎) 3.2 加速型馬杉腎炎 3.3 Steblay腎炎(不溶性基底膜腎炎) 3.4 可溶化基底膜腎炎(IV型コラーゲンNC1腎炎) (1) 異種可溶化基底膜腎炎 (2) 同種可溶化基底膜腎炎 3.5 合成ペプチド腎炎 3.6 組み替えタンパク質腎炎 3.7 尿中抗体腎炎 3.8 モノクローナル抗体腎炎 4.同種可溶化基底膜腎炎ラットから作製されたモノクローナル抗体 5.患者血清中の抗体と診断 6.腎炎の発症にはラット系統差がある 7.抗GBM抗体腎炎モデルの作製と利用 8.能動型モデルの作製方法 腎臓基底膜(糸球体基底膜と尿細管基底膜)からの腎炎惹起性抗原の調製 9.受動型モデルの作製方法 ラット腎臓基底膜(糸球体基底膜と尿細管基底膜)からの腎炎惹起性抗原の調製 10.おわりに (3)Heymann腎炎(鎌田貢壽) 1.概要 2.Heymann腎炎抗原と作製法 2.1 Fx1Aの作製方法 2.2 GLPの作製方法 3.Heymann腎炎の作製 3.1 active HNの作製方法 (1) Fx1A誘導active HN (2) 糸球体タンパク(GLP)誘導active HN (3) megalinタンパクないしはmegalinリコンビナントタンパクにより誘導されるactive HN 3.2 passive HNの作製方法 (1) Fx1A誘導passive HN (2) megalinリガンド結合ドメイン(LBD)T〜Wにより誘導されるpassive HN 4.Heymann腎炎の作製 4.1 active HN 4.2 passive HN 5.Heymann腎炎の作製 (4)Doxorubicin腎症(Adriamycin腎症)モデル(藤井秀毅,深川雅史) 1.アドリアマイシンについ 2.アドリアマイシン腎症のモデルについて 2.1 アドリアマイシン腎症の作製法およびその特徴 (1) 微小変化群モデル (2) 巣状糸球体硬化症モデル (3) 慢性腎臓病(CKD)モデル 2.2 アドリアマイシンによる腎障害のメカニズム 3.最後に (5)ネフローゼ症候群モデル(河内 裕,富田雅之) 1.PAN腎症 1.1 歴史・概略・作製法 1.2 発症機序 1.3 果たしてきた役割 2.Daunomycin腎症 歴史・概略 (6)ポドサイト傷害モデル(松阪泰二,清水昭博) 1.ポドサイト傷害と腎臓病 2.古典的ポドサイト傷害モデル 3.ポドサイト傷害誘発モデルマウス(NEP25マウス)開発の経緯 4.LMB2を投与しないNEP25マウスの特性 5.NEP25マウス腎症の形質 5.1 大量 (25〜50 ng/g 体重(BW)) のLMB2投与後の経過 5.2 中等量 (1.25〜5 ng/g BW)のLMB2投与後の経過 5.3 少量 (0.625ng/g BW) のLMB2投与後の経過 6.NEP25マウスの腎症の治療 7.性差,遺伝的背景の影響 8.腎症の再現性 9.傷害のポドサイト特異性 10.マウスモデルとしての利点,欠点 11.NEP25マウスの特性のまとめ 12.他のポドサイト傷害モデルとの比較 13.結 語 第3項 尿細管間質障害 (1)薬剤性急性腎不全モデル(葉酸,シスプラチン)(柳田素子) 1.シスプラチン腎症モデル 1.1 シスプラチンによる腎毒性のメカニズム 1.2 シスプラチン腎症モデルの実際 1.3 シスプラチン腎症モデルにおける細胞障害 1.4 培養細胞を用いたシスプラチン障害モデル 2.葉酸腎症モデル 2.1 葉酸腎症モデルのメカニズム 2.2 葉酸腎症モデルの実際 2.3 葉酸腎症モデルにおける細胞障害メカニズム (2)間質線維化モデル(岡田浩一) はじめに 1.一側尿管結さつモデル/閉塞性腎症モデル (unilateral ureter obstruction (UUO)model/obstructive nephropathy model) 1.1 特徴 1.2 作製法 1.3 注意点 1.4 利点 1.5 問題点 2.アリストロキア酸腎症モデル(aristolochic acid :AA nephropathy model) 2.1 特徴 2.2 作製法 2.3 注意点 2.4 利点 2.5 問題点 3.TGF-β1トランスジェニック(transgenic :tg)マウス 3.1 特徴 3.2 作製法 3.3 注意点 3.4 利点 3.5 問題点 おわりに 第4項 高血圧性腎症モデル (1)アンジオテンシン依存性高血圧(Goldblatt hypertension,AngII投与) (郭 h,森 建文,伊藤貞嘉) はじめに 1.腎血管狭窄性高血圧(Goldblatt hypertension)モデル 1.1 Goldblatt高血圧モデルラットの作製 1.2 Goldblatt高血圧モデルの病態 (1) 2K1Cモデル (2) 1K1Cモデル 2.Goldblatt高血圧類似の実験モデル 2.1 大動脈縮窄症モデル 2.2 Page高血圧モデル 3. AngII投与高血圧モデル おわりに (2)鉱質コルチコイド投与高血圧モデル DOCAおよびアルドステロン(中野大介,人見浩史,西山 成) はじめに 1.DOCA食塩モデル 2.アルドステロン食塩モデル 3.薬物誘発性偽アルドステロン症高血圧モデル おわりに 第5項 糖尿病性腎症モデル (1)ストレプトゾトシン糖尿病(古家大祐) はじめに 1.ヒト糖尿病性腎症における機能的・組織学的特徴 2.糖尿病モデル動物 2.1 1型糖尿病ラット(ストレプトゾトシン)の作製方法 (1) ストレプトゾトシン溶液の準備 (2) ストレプトゾトシン1型糖尿病ラットの作製 2.2 ストレプトゾトシン1型糖尿病マウスの作製 2.3 腎症の評価法 (1) 尿アルブミン排泄量および腎機能 (2) 腎組織の評価 おわりに (2)糖尿病関連遺伝子改変マウス(冨永辰也,土井俊夫) 1.はじめに 2.遺伝子改変モデルの作製 3.IDDMモデル:iNOS Transgenic Mice 3.1 NOSの機能 3.2 モデルマウスの背景 3.3 モデルマウスの解析 3.4 モデル動物の有用性と問題点 4.Receptor for AGE Transgenic Mice,Receptor for AGE Knock-out Mice 4.1 RAGEの機能 4.2 モデルマウスの背景 4.3 モデルマウスの解析 4.4 モデル動物の有用性と問題点 5.Growth Hormone Transgenic Mice,Inslinlike Growth Factor-1 Transgenic Mice 5.1 GHおよびIGF-1の機能 5.2 モデルマウスの背景 5.3 モデルマウスの解析 5.4 モデル動物の有用性と問題点 6.TGF-β1 Transgenic Mice 6.1 TGF-β1の機能 6.2 モデルマウスの背景 6.3 モデルマウスの解析 6.4 モデル動物の有用性と問題点 7.BMP4 Transgenic Mice 7.1 BMP4の機能 7.2 モデルマウスの背景 7.3 モデルマウスの解析 7.4 モデル動物の有用性と問題点 8.まとめ 第6項 血栓および内皮障害モデル(追手 巍) はじめに 1.血栓形成 2.腎微小血管において血栓形成病変を来たす要因 3.腎における血栓病変を引き起こす動物実験モデル 3.1 片腎性Schwartsman反応 3.2 抗糸球体基底膜抗体とエンドトキシンの投与による糸球体限局性血栓症 3.3 妊娠ラットにLPSを投与した妊娠中毒症性腎症モデル 3.4 糸球体内皮細胞を標的とした腎症モデル 3.5 抗リン脂質抗体が関与する血栓性微小血管症(thrombotic microangiopathy) のマウスモデル 第7項 L-NAME投与モデル(石澤啓介,玉置俊晃) はじめに 1.NOS阻害薬 2.L-NAME投与モデルの作製 3.L-NAME投与モデルの評価 おわりに 第8項 移植腎モデル(猪阪善隆) 1.はじめに 2.ラット腎臓移植の作製方法 2.1 準備 2.2 ドナー操作 (1) 温阻血腎臓移植 (2) 冷阻血腎臓移植 2.3 レシピエント操作 (1) 動脈吻合 (2) 静脈吻合 (3) 尿管吻合 2.4 閉腹 3.グラフトの機能評価 第9項 腎がんモデル(岡崎泰昌,豊國伸哉) 1.はじめに 2.酸化ストレスと疾病 3.酸化ストレスと発がんのつながり 4.酸化ストレスによるDNA傷害 5.DNA傷害と分子疫学 6.鉄による腎発がんモデルの標的遺伝子 7.酸化ストレスとOxygenomics 8.おわりに第5章 脳血管疾患
第1節 げっ歯類の局所脳虚血モデル(出口健太郎, 阿部康二) 1.はじめに 2.脳虚血モデルの方法 2.1 Intraluminal suture model (1) 背 景 (2) 方 法 (3) 特徴と問題点 2.2 Tamura's model (1) 背 景 (2) 方 法 (3) 特徴と問題点 2.3 脳塞栓モデル (1) 背 景 (2) 方 法 (3) 特徴と問題点 3.げっ歯類の脳虚血モデルの問題点 第2節 その他の局所脳虚血モデル(田中耕太郎) 1.ネコの局所脳虚血モデル ネコ中大脳動脈の閉塞モデル (1) 眼窩内組織の処理 (2) 視神経孔の確認と拡大 (3) MCA閉塞 2.サルの局所脳虚血モデル 3.イヌを用いた局所脳虚血モデル 4.Photo-induced thrombosis 5.薬物負荷による局所脳虚血モデル エンドセリン血管外投与モデル 第3節 一過性前脳虚血モデル(大槻俊輔/松本昌泰) 1.はじめに 2.全脳虚血モデル各論 2.1 Pulsinelli and Brierleyラット4脳血管閉塞モデル変法 2.2 Kawaharaラット4脳血管閉塞・誘導低血圧併用モデル 2.3 スナネズミ一過性前脳虚血モデ 2.4 Matsumoto & Kitagawaスナネズミ一過性片側前脳虚血モデル 2.5 マウス一過性前脳虚血モデル 2.6 Hataスナネズミ一過性後脳虚血モデル 3.まとめ 第4節 慢性脳低灌流モデル(猪原匡史,冨本秀和) 1.ラット慢性脳低灌流モデル(BCAO:bilateral common carotid artery occlusion) 1.1 方法 1.2 脳血流 1.3 白質傷害 1.4 灰白質傷害 1.5 行動解析 1.6 薬理実験や遺伝子改変動物への応用 2.マウス慢性脳低灌流モデル(BCAS:bilateral common carotid artery stenosis) 2.1 方法 2.2 脳血流 2.3 白質傷害 2.4 灰白質傷害 2.5 行動解析 2.6 薬理実験や遺伝子改変動物への応用 3.スナネズミ慢性脳低灌流モデル 3.1 方法 3.2 脳血流 3.3 白質傷害 3.4 灰白質傷害 3.5 行動解析 3.6 薬理実験や遺伝子改変動物への応用 4.霊長類の慢性脳低灌流モデル 第5節 SHR,脳出血・クモ膜下出血実験モデル(石橋良太/西村真樹/青木友浩/宮本 享) はじめに 1.高血圧自然発症ラット,脳出血モデル 1.1 SHR,SHRSP 1.2 自家血注入モデル 1.3 コラゲナーゼ注入モデル 2.くも膜下出血モデル 2.1 脳血管損傷モデル 2.2 自家血くも膜下腔注入モデル 2.3 実験的脳動脈瘤モデル おわりに 第6節 脳動脈瘤(横井俊浩,青木友浩,西村真樹,野崎和彦) はじめに 1.動脈壁への外科処置または損傷による方法 1.1 Patch graftを用いた実験的動脈瘤の形成モデル 1.2 Elastaseを用いた実験的動脈瘤の形成モデル 1.3 頸動脈閉塞モデル 2.脳動脈瘤誘発モデル 2.1 頭蓋内主幹動脈分岐部の嚢状動脈瘤誘発モデル 2.2 その他の頭蓋内主幹動脈分岐部の嚢状動脈瘤誘発モデル 2.3 遺伝子改変マウスへの応用 2.4 霊長類への応用 2.5 嚢状動脈瘤破裂モデル おわりに第6章 高血圧
第1節 遺伝的高血圧モデル(並河 徹) 1.高血圧のモデル動物 1.1 実験的モデル 1.2 遺伝子改変モデル 1.3 自然発症モデル 2.対照動物の問題 3.高血圧モデル動物を使用する目的 第2節 SHR(岸 拓弥,廣岡良隆) 1.はじめに 2.系統の分離 3.高血圧の成因 4.SHRにおける高血圧遺伝子 5.SHRの血管系における異常 6.SHRにおける腎臓の異常 7.SHRにおける高血圧発症の脳内機序 8.おわりに 第3節 Stroke-prone spontaneously hypertensive rat (SHRSP)(並河 徹,石川典由) 1.歴史 2.特徴 3.高血圧,脳卒中の原因遺伝子 3.1 高血圧遺伝子 3.2 脳血管障害素因遺伝子 3.3 腎硬化症 4.おわりに 第4節 M-SHRSP(太田善夫) 1.M-SHRSPの生成 2.M-SHRSPの特性 2.1 症候,血圧,高血圧性血管病変 2.2 血漿レニン,アルドステロン濃度 3.M-SHRSPを用いた研究 3.1 M-SHRSPとWKYとの各種交雑実験 3.2 高血圧性血管病変の発症予防,治療についての研究 3.3 その他の研究報告 総 括 第5節 Dahl食塩感受性ラット(鮎澤信宏,長瀬美樹) 1.系統の樹立までの経緯 2.系統の一般的特徴 3.SSラットと腎臓 4.SSラットと心臓 5.SSラットと交感神経系 6.原因遺伝子・染色体 第6節 SHR.CPとSHRSP.ZF(池田克巳,安井菜穂美,北森一哉,根岸裕子) 1.はじめに 2.SHR.CP(SHRCg-Leprcp/NDmcr) 3.SHRSP.ZF(SHRS. Z-Leprfa/IzmDmcr) 4.まとめ 第7節 高血圧関連遺伝子改変モデル(永野克将,石田純治,深水昭吉) 1.はじめに 2.レニン・アンジオテンシン系遺伝子改変モデル 2.1 レニン・アンジオテンシン系構成遺伝子改変マウス 2.2 レニン・アンジオテンシン系と動脈硬化 2.3 妊娠時疾患とレニン・アンジオテンシン系 2.4 レニン・アンジオテンシン系の新しい知見 2.5 まとめ 3.酸化ストレス関連遺伝子改変モデルと高血圧 3.1 酸化ストレスと高血圧 3.2 酸化ストレスと血管内皮機能障害 3.3 酸化ストレスとレニン・アンジオテンシン系 3.4 まとめ 4.生活習慣病関連遺伝子改変マウスと高血圧 4.1 生活習慣病と高血圧 4.2 食塩感受性高血圧 4.3 肥満と高血圧 4.4 まとめ 5.おわりに
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