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●造本・体裁・価格 / ●編集委員 / ●執筆者 / ●内容目次
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●造本・体裁・価格 体 裁 B5判上製 582頁 発刊日 2011年 6月 30日定 価 52,360円(本体 47,600円,消費税 4,760円)割引価格 11,000円(税込) 発 行 (株)エル・アイ・シー ISBN 978-4-900487-49-9 ●免疫疾患 企画・編集(敬称略) 岩倉洋一郎 東京大学医科学研究所システム疾患モデル研究センター教授,センター長 ●編集委員(敬称略) 小幡 裕一 理化学研究所筑波研究所 所長 城石 俊彦 国立遺伝学研究所系統生物研究センター センター長 芹川 忠夫 京都大学大学院医学研究科附属動物実験施設 施設長 田中 啓二 東京都臨床医学総合研究所 所長 米川 博通 東京都臨床医学総合研究所基盤技術研究センター センター長 ●執筆者(執筆順・敬称略) 橋本 求:京都大学大学院医学研究科リウマチ性疾患制御講座助教 坂口 志文:大阪大学免疫学フロンティア研究センター実験免疫学教授 藤門 範行:Department of Microbiology and Immunobiology, Harvard Medical School 広瀬 幸子:順天堂大学大学院医学研究科分子病態病理学准教授 上田 仁康:大阪大学大学院医学系研究科免疫制御学 竹田 潔:大阪大学大学院医学系研究科免疫制御学教授 佐野 栄紀:高知大学医学部皮膚科学講座教授 松本 満:徳島大学疾患酵素学研究センター免疫病態研究部門教授 岡崎 拓:徳島大学疾患ゲノム研究センターゲノム機能分野教授 大倉 永也:大阪大学免疫学フロンティア研究センター実験免疫学特任准教授 平田 真哉:熊本大学医学部附属病院血液内科・膠原病内科・感染免疫診療部 上阪 等:東京医科歯科大学膠原病・リウマチ内科准教授 今井 康友:兵庫医科大学皮膚科学講座助教 山西 清文:兵庫医科大学皮膚科学講座主任教授 中西 憲司:兵庫医科大学免疫学・医動物学講座主任教授 若新 英史:千葉大学大学院医学研究院遺伝子制御学 中島 裕史:千葉大学大学院医学研究院遺伝子制御学教授 江川 形平:京都大学大学院医学研究科皮膚科学分野助教 椛島 健治:京都大学大学院医学研究科皮膚科学分野准教授 森田 英明:慶應義塾大学医学部小児科学教室 中江 進:東京大学医科学研究所フロンティア研究拠点准教授 伊藤 守:公益財団法人実験動物中央研究所実験動物研究部部長 河野 洋平:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科生体環境応答学系専攻感染応答学講座 免疫アレルギー学分野助教 烏山 一:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科生体環境応答学系専攻感染応答学講座 免疫アレルギー学分野教授 山田 久方:九州大学生体防御医学研究所附属感染ネットワーク研究センター 感染制御学分野准教授 千葉祐規乃:東京医科大学医学総合研究所免疫制御研究部門 溝口 出:東京医科大学医学総合研究所免疫制御研究部門助教 善本 隆之:東京医科大学医学総合研究所免疫制御研究部門教授 久保 允人:東京理科大学生命科学研究所分子病態学研究部門教授 理化学研究所免疫アレルギー総合研究センターシグナルネットワークオープンラボ 柴田 健輔:九州大学生体防御医学研究所附属感染ネットワーク研究センター感染制御学分野助教 反町 典子:国立国際医療研究センター研究所分子炎症制御プロジェクトプロジェクト長 渡会 浩志:理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター免疫制御研究グループ上級研究員 谷口 克:理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターセンター長 吉野 三也:鳥取大学医学部生命科学科分子細胞生物学講座免疫学分野准教授 林 眞一:鳥取大学医学部生命科学科分子細胞生物学講座免疫学分野教授 北村 幸彦:塩野義製薬株式会社新薬研究所顧問 小畑 一茂:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科生体環境応答学系専攻感染応答学講座 免疫アレルギー学分野学術振興会特別研究員 筒井 英充:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科生体環境応答学系専攻感染応答学講座 免疫アレルギー学分野 秋山 泰身:東京大学医科学研究所癌・細胞増殖部門分子発癌分野准教授 角田 茂:信州大学ヒト環境科学研究支援センター生命科学分野動物実験部門助教 岩倉洋一郎:東京大学医科学研究所システム疾患モデル研究センター教授,センター長 鈴木真紀子:東北大学大学院医学系研究科病理病態学講座免疫学分野 石井 直人:東北大学大学院医学系研究科病理病態学講座免疫学分野教授 菅村 和夫:宮城県立病院機構理事長 出原 賢治:佐賀大学医学部分子生命科学講座分子医化学分野教授 有馬 和彦:佐賀大学医学部分子生命科学講座分子医化学分野講師 鈴木 章一:佐賀大学医学部分子生命科学講座分子医化学分野助教 白石 裕士:佐賀大学医学部分子生命科学講座分子医化学分野助教 太田昭一郎:佐賀大学医学部臨床検査医学講座特任講師 長井 良憲:富山大学大学院医学薬学研究部免疫バイオ・創薬探索研究講座客員准教授 高津 聖志:富山県薬事研究所所長 富山大学大学院医学薬学研究部免疫バイオ・創薬探索研究講座客員教授 村上 正晃:大阪大学大学院生命機能研究科免疫発生学准教授 平野 俊夫:大阪大学大学院生命機能研究科免疫発生学教授 理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターサイトカイン制御研究グループ グループディレクター 生田 宏一:京都大学ウイルス研究所生体応答学研究部門生体防御研究分野教授 辻 典子:産業技術総合研究所バイオメディカル研究部門分子複合医薬研究グループ主任研究員 奥村 昌江:東京医科大学医学総合研究所免疫制御研究部門 徐 明利:東京医科大学医学総合研究所免疫制御研究部門 吉開 泰信:九州大学生体防御医学研究所附属感染ネットワーク研究センター感染制御学分野教授 石亀 晴道:イェール大学免疫生物学部門研究員 筒井ひろ子:兵庫医科大学病原微生物学講座主任教授 尾崎 勝俊:自治医科大学内科学講座血液学部門講師 梶原 直樹:順天堂大学大学院医学研究科アトピー疾患研究センター 吉田 裕樹:佐賀大学医学部分子生命科学講座生体機能制御学分野教授 南部 あや:東京大学医科学研究所システム疾患研究センターシステムバイオロジー研究分野 大野 建州:東京医科歯科大学分子免疫学分野助教 関川 賢二:株式会社プリベンテック代表取締役社長 瀧 伸介:信州大学大学院医学系研究科移植免疫感染症学講座免疫制御学分野教授 田川 陽一:東京工業大学大学院生命理工学研究科生体分子機能工学専攻准教授 森川 真大:東京大学大学院医学系研究科病因・病理学専攻病理学講座分子病理学分野 宮園 浩平:東京大学大学院医学系研究科病因・病理学専攻病理学講座分子病理学分野教授 長澤 丘司:京都大学再生医科学研究所生体機能学研究部門生体システム制御学分野教授 阿部 淳:東京大学大学院医学系研究科分子予防医学教室助教 上羽 悟史:東京大学大学院医学系研究科分子予防医学教室助教 松島 綱治:東京大学大学院医学系研究科分子予防医学教室教授 佐々木義輝:理化学研究所発生・再生科学総合研究センター幹細胞研究グループ研究員 高岡 晃教:北海道大学遺伝子病制御研究所病因研究部門分子生体防御分野教授 北海道大学附属感染癌研究センターセンター長 亀山 武志:北海道大学遺伝子病制御研究所病因研究部門分子生体防御分野ポスドク研究員 亀岡章一郎:北海道大学遺伝子病制御研究所病因研究部門分子生体防御分野 吉村 昭彦:慶應義塾大学医学部微生物学・免疫学教室教授 合田 仁:東京大学医科学研究所アジア感染症研究拠点特任講師 井上純一郎:東京大学医科学研究所癌・細胞増殖部門分子発癌分野教授 高木 智:国立国際医療研究センター研究所肝炎・免疫研究センター免疫制御研究部部長 新田 剛:国立国際医療研究センター研究所免疫病理研究部室長 高浜 洋介:徳島大学疾患ゲノム研究センター生命システム形成分野教授,センター長 河府 和義:National University of Singapore, Cancer Science Institute, Senior Research Scientist 佐竹 正延:東北大学加齢医学研究所加齢制御研究部門免疫遺伝子制御研究分野教授 柴田 琢磨:東京大学医科学研究所システム疾患モデル研究センター自然免疫研究分野特任研究員 三宅 健介:東京大学医科学研究所システム疾患モデル研究センター自然免疫研究分野教授 西城 忍:千葉大学真菌医学研究センター真菌症研究部門感染免疫分野特任准教授 船曳 正英:京都大学ウイルス研究所遺伝子動態調節研究部門分子遺伝学研究分野 藤田 尚志:京都大学ウイルス研究所遺伝子動態調節研究部門分子遺伝学研究分野教授 中村 悠美:千葉大学大学院医学研究院皮膚科学 神戸 直智:千葉大学大学院医学研究院皮膚科学准教授 木梨 達雄:関西医科大学附属生命医学研究所分子遺伝学部門教授 浅野 雅秀:金沢大学学際科学実験センターセンター長,遺伝子改変動物分野教授 坂本 譲:東北工業大学共通教育センター人間科学部准教授 遠藤 章太:東北大学加齢医学研究所加齢制御研究部門遺伝子導入研究分野助教 高井 俊行:東北大学加齢医学研究所加齢制御研究部門遺伝子導入研究分野教授 上堀 淳二:大阪大学微生物病研究所生体防御研究部門免疫化学分野助教 荒瀬 尚:大阪大学免疫学フロンティア研究センター免疫化学教授 村上 輝明:大阪大学免疫学フロンティア研究センター感染病態 野島 聡:大阪大学大学院医学系研究科病態病理学講座助教 奥野 龍禎:大阪大学免疫学フロンティア研究センター感染病態助教 熊ノ郷 淳:大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫アレルギー内科学教室教授 大阪大学免疫学フロンティア研究センター感染病態教授 河部 剛史:東北大学大学院医学系研究科病理病態学講座免疫学分野 安部 良:東京理科大学生命科学研究所免疫生物学研究部門教授
●内容目次第1章 自己免疫疾患モデル
第1節 関節リウマチモデル 第1項 自然発症モデル−SKGマウス (橋本 求/坂口志文) 1.SKGマウスの病像 2.SKGマウスの関節炎の原因遺伝子 3.ZAP-70の変異によるT細胞の機能異常 3.1 T細胞受容体刺激に対する低反応性 3.2 T細胞受容体レパトアの異常 3.3 関節炎惹起能 3.4 自己反応性とIL-17産生細胞への分化 3.5 制御性T細胞の異常 4.SKGマウスの関節炎と環境因子 5.SKGマウスの利用法 6.ヒト関節リウマチにおけるTCRシグナル伝達分子の異常 7.おわりに 第2項 遺伝子改変動物モデル(藤門範行) 1.HTLV-Iトランスジェニック(Transgenic:Tg)マウス 2.IL-1レセプターアンタゴニスト(Ra)欠損(KO)マウス 3.K/BxNマウス 4.DCIR欠損マウス 5.STAT3過剰シグナルモデル 6.DNase II欠損マウス 第3項 人工誘導モデル(藤門範行) 1.コラーゲン誘導関節炎:CIA 2.コラーゲン抗体誘導関節炎:CAIA 3.細胞壁誘導関節炎 第2節 全身性エリテマトーデスモデル(広瀬幸子) はじめに 1.自然発症モデル 1.1 New Zealandマウス 1.2 BXSBマウス 1.3 MRL/lprおよびC3H/gldマウス 1.4 (SWR×SJL) F1マウス 1.5 BXD2マウス 2.誘導モデル 2.1 遺伝子改変モデル 2.2 SLE感受性遺伝子多型領域導入モデル 2.3 プリスタン投与による誘導モデル 2.4 慢性GVHモデル 2.5 その他の誘導モデル おわりに 第3節 炎症性大腸炎モデル(上田仁康/竹田 潔) 1.遺伝子改変動物モデル 1.1 IL-2/IL-2レセプターαノックアウトマウス 1.2 IL-10ノックアウトマウス 1.3 TCRノックアウトマウス 2.人工誘導モデル 2.1 ハプテン誘導大腸炎 2.2 DSS誘導腸炎 2.3 SCID移入大腸炎 第4節 乾癬モデル(佐野栄紀) 1.はじめに 2.乾癬モデル動物のクライテリア 3.乾癬モデル動物の種類 3.1 自然発症マウスモデル 3.2 遺伝子改変マウスモデル 3.3 免疫不全マウスへの移植系 4.K5.Stat3Cトランスジェニックマウスについて 4.1 乾癬におけるStat3シグナル 4.2 恒常的活性型Stat3トランスジェニックマウス(K5.Stat3C)に生じる乾癬様病変 4.3 乾癬様病変の発症にはCD4陽性T細胞と表皮細胞とのクロストークが必要 4.4 乾癬の角化細胞Stat3活性化に関わる因子 4.5 乾癬マウスモデルから臨床へのフィードバック 5.さいごに 第5節 その他自然発症/遺伝子改変自己免疫モデル 第1項 AIRE欠損マウス(松本 満) 1.AIRE研究の意義 1.1 遺伝性自己免疫疾患の原因遺伝子AIRE 1.2 AIRE欠損マウスの表現型 2.AIREと胸腺髄質上皮細胞 3.末梢リンパ組織におけるAIRE発現 第2項 PD-1欠損マウス(岡崎 拓) 1.PD-1分子 2.自己免疫疾患モデルマウスとしてのPD-1欠損マウス 2.1 C57BL/6-PD-1欠損マウス 2.2 BALB/c-PD-1欠損マウス 2.3 NOD-PD-1欠損マウス 2.4 NOD.H2b-PD-1欠損マウス 2.5 MRL-PD-1欠損マウス 2.6 複合変異モデル (1) BALB/c-PD-1・FcγRIIB二重欠損マウス (2) BALB/c-PD-1欠損マウスにおける新生仔期胸腺摘出 3.PD-1阻害抗体投与モデル 4.自己免疫疾患以外の疾患におけるPD-1欠損マウスの活用 4.1 がん免疫 4.2 感染免疫 4.3 その他の疾患 おわりに 第3項 Treg欠損モデル:Scurfyマウス(大倉永也/坂口志文) はじめに 1.Scurfyにおける遺伝子変異 2.Scurfyの表現型 3.制御性T細胞 4.Foxp3の機能 5.Scurfy利用法 6.Foxp3関連マウスモデル おわりに 第4項 実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)とタンパク誘導性筋炎(CIM)(平田真哉/上阪 等) はじめに 1.実験的自己免疫性脳脊髄炎(Experimental autoimmune encephalomyelitis:EAE) <誘導方法> 2.C蛋白誘導性筋炎(C protein-induced myositis:CIM) <CIMの誘導方法>第2章 アレルギーモデル
第1節 アトピー性皮膚炎モデルマウス(今井康友/山西清文/中西憲司) 1.アトピー性皮膚炎の免疫 2.遺伝子改変モデル 2.1 Caspase-1 Tgマウス/IL-18 Tgマウス 2.2 Cathepsin Eノックアウト(KO)マウス 2.3 TSLP Tgマウス 2.4 IL-4 Tgマウス 2.5 IL-31 Tgマウス 2.6 フィラグリンKOマウス 2.7 エピレグリンKOマウス 3.自然発症モデル NC/Ngaマウス 4.アトピー様皮膚炎誘導モデル 4.1 プロテインA塗布によるADモデルマウス 4.2 Atopic dermatitis-like symptoms in HR-1 hairless mice (ADLM) 4.3 卵白抗原(OVA)反復塗布モデル 4.4 食物アレルギーモデル 5.終わりに 第2節 喘息モデル(若新英史/中島裕史) はじめに 1.アレルギー性気道炎症モデル 1.1 誘発性アレルギー性気道炎症モデル 1.2 アレルギー性気道炎症自然発症モデル:Tbx21(T-bet)欠損マウス 2 気道傷害の評価方法 2.1 気道炎症の評価 2.2 気道過敏性の評価 3.気道炎症の誘導機構の解析 3.1 抗体/可溶化レセプターを用いた解析 3.2 遺伝子改変マウスを用いた解析 3.3 肺特異的遺伝子発現マウスを用いた解析 3.4 養子細胞移入法を用いた解析 4.T細胞によるアレルギー性気道炎症の誘導機構 4.1 Th2型アレルギー性気道炎症の誘導機構 4.2 IL-23-Th17細胞経路によるアレルギー性気道炎症の増悪機構 4.3 T-betによるアレルギー性気道炎症の抑制機構 おわりに 第3節 IV型アレルギーモデル(江川形平/椛島健治) 1.IV型アレルギーモデルとは 1.1 IV型アレルギー反応の概略 (1) 感作相 (2) 惹起相 1.2 DTHとCHSの違い (1) 抗原の種類,投与方法 (2) それぞれの反応に関与する細胞群 2.遅延型過敏症 2.1 準備するもの 2.2 操作手順 2.3 DTHを行うにあたっての注意事項 3.接触型過敏症 3.1 準備するもの 3.2 操作手順 3.3 CHSを行うにあたっての注意事項 第4節 その他アレルギーモデル(森田英明/中江 進) 1.食物アレルギー 1.1 総論 1.2全身感作モデル (1) Alumを使用した腹腔内感作モデル (2) CFAを使用した腹腔内感作モデル 1.3 局所感作モデル (1) Cholera Toxin (CT)を使用した経消化管感作モデル (2) Staphylococcal enterotoxin B (SEB)を使用した経消化管感作モデル (3) 経皮感作モデル (4) Brown Norwayラットを使用したモデル 2.アレルギー性鼻炎 2.1 総論 2.2 アレルギー性鼻炎モデル 3.アレルギー性結膜炎 3.1 総論 3.2 モルモットモデル 3.3 ラットモデル 3.4 マウスモデル第3章 免疫不全モデル
第1節 免疫組織/免疫担当細胞欠損モデル 第1項 T細胞(伊藤 守) 1.はじめに 2.ヌードマウス 3.SCIDマウス 4.RAG KOマウス 5.その他のT細胞欠損マウス まとめ 第2項 B細胞(河野洋平/烏山 一) はじめに 1.B細胞の機能と抗体の多様性 2.初期B細胞分化 3.B細胞欠損および不全マウス 3.1 Igh-6欠損マウス 3.2 Igh-J 欠損マウス 3.3 xidマウス おわりに 第3項 CD8+,CD4+T細胞(山田久方) 1.はじめに 2.CD4,CD8欠損マウスのT細胞分化 3.β2m,Aβ欠損マウスのT細胞分化 4.CD4,CD8T細胞欠損マウスにおける免疫応答 4.1 ウイルス感染 4.2 細菌感染 4.3 自己免疫疾患 4.4 移植免疫 5.おわりに 第4項 Th1/Th2(千葉祐規乃/溝口 出/善本隆之) はじめに 1.IL-12 2.STAT4 3.T-bet 4.IL-4 5.STAT6 6.GATA-3 おわりに 第5項 Th17の誘導因子と抑制因子(久保允人) 1.Th17誘導因子 1.1 IL-23 1.2 IL-6/STAT3/ROR 1.3 BATF 2.Th17抑制因子 2.1 IFN-γ/IL-4/TGF-β 2.2 t-bet/ETS-1 2.3 SOCS3 2.4 レチノイン酸とPPARγ 第6項 γδT細胞(柴田健輔) 1.はじめに 2.γδT細胞受容体の構造 3.γδT細胞分化とレパートア 4.Cδ欠損マウス 4.1 生体防御におけるγδT細胞の役割 4.2 組織修復や創傷治癒におけるγδT細胞の役割 4.3 自己免疫疾患やアレルギーにおけるγδT細胞の役割 4.4 腫瘍や組織移植におけるγδT細胞の役割 5.γδT細胞レパートア欠損マウス 5.1 Vδ1欠損マウス 5.2 Vγ1欠損マウス 5.3 Vγ5欠損マウス 5.4 Vγ4, 6欠損マウス 5.5 Cγ欠損マウス 6.γδT細胞解析に用いられた遺伝子改変マウス 6.1 γδT細胞分化制御機構の解析 (Eδ,HsA,3’ECγ1欠損マウスおよびγA,γB,γSWトランスジェニックマウス) 6.2 γδT細胞の可視化(Cδレポーターマウス) 7.終わりに 第7項 NK細胞(反町典子) 1.beigeマウスの歴史 2.Chediak-Higashi症候群のモデルマウスとしてのbeigeマウス 3.CHS/beige の責任遺伝子とその産物 4.beigeマウスの表現型−免疫異常を中心として 5.beigeマウスの移植研究への有用性 第8項 NKT細胞(渡会浩志/谷口 克) 1.はじめに 2.タイプI NKT細胞 3.タイプII NKT細胞 第9項 マクロファージ欠損マウス:opマウス(吉野三也/林 眞一) 1.はじめに 2.opマウスの遺伝子変異 3.表現型 3.1 生存と成長 3.2 骨硬化症(大理石病) 3.3 マクロファージの減少、欠損 3.4 中枢神経系の異常 3.5 生殖系の異常 3.6 樹状細胞系の変化 3.7 免疫反応の変化 3.8 髄外造血 4.opマウスに関するいくつかの事柄 4.1 Csf1op/Csf1opマウスの症状寛解は何によって起こるのか 4.2 ストローマ細胞株OP9 4.3 M-csfと受容体Fmsの関係 4.4 飼育について 5.まとめ 第10項 肥満細胞欠損マウス:W, Slマウス(北村幸彦) 1.発見の経緯と病態の解析 2.KIT Ligand (KITL)とKIT受容体チロシンキナーゼ 3.肥満細胞の多様性 4.KitW-sh/KitW-shマウス 5.KitWs/KitWsラット 6.Mitfミュータント 7.肥満細胞の機能 第11項 好塩基球/好酸球(小畑一茂/筒井英充/烏山 一) 1.はじめに 2.好塩基球欠損マウスについて 2.1 好塩基球概要 2.2 好塩基球欠損マウス (1) Ba103:好塩基球とマスト細胞の一部に発現するCD200R3に対するモノクローナル抗体 (2) MAR-1:IgE高親和性受容体FcεRIα鎖に対するモノクローナル抗体 3.好酸球欠損マウス 3.1 好酸球概要 3.2 好酸球欠損マウス (1) 抗体による好酸球の除去:anti-CCR3 monoclonal antibody (2) 好酸球欠損マウス:PhilマウスとΔdbl-GATAマウス 4.付録:好塩基球研究の歴史 5.おわりに 第12項 リンパ節とパイエル板(秋山泰身) 1.序論−リンパ節とパイエル板の形成 2.リンパ節欠損マウスとパイエル板欠損マウス 2.1 LTiの分化に関わる因子の欠損マウス 2.2 LTiとLToなどストローマ細胞の細胞間相互作用を制御する因子を欠損するマウス 2.3 B細胞濾胞やT細胞領域の形成に関わる因子 3.リンパ節欠損モデルマウスの特長など 第2節 サイトカイン・ケモカイン/レセプター欠損モデル 第1項 IL-1(角田 茂/岩倉洋一郎) 1.はじめに 1.1 リガンド分子 1.2 受容体分子 2.遺伝子欠損マウスの表現型 2.1 アレルギー・自己免疫疾患 2.2 感染症 2.3 がん 2.4 その他疾患 3.IL-1欠損マウスの今後の展望 第2項 IL-2(鈴木真紀子/石井直人/菅村和夫) 1.はじめに 2.IL-2受容体の構造とシグナル伝達 3.IL-2/IL-2Rの作用 3.1 抗原特異的 T細胞活性化におけるIL-2シグナリング 3.2 Foxp3陽性制御性T細胞におけるIL-2シグナリング 3.3 γc鎖の機能 4.IL-2 関連因子の遺伝子欠損モデル 4.1 IL-2シグナルと自己免疫発症 4.2 γc鎖欠損による免疫不全症 5.おわりに 第3項 IL-4(出原賢治/有馬和彦/鈴木章一/白石裕士/太田昭一郎) 1.IL-4とIL-13の受容体構造とシグナル伝達の概要 2.IL-4欠損マウス 2.1 免疫機構の恒常性 2.2 感染防御 2.3 アレルギー反応 2.4 移植反応 2.5 自己免疫疾患 2.6 動脈硬化 2.7 その他 3.IL-4Rα鎖 3.1 免疫機構の恒常性 3.2 感染防御 3.3 アレルギー反応 3.4 自己免疫疾患 3.5 細胞特異的IL-4Rα鎖欠損の影響 3.6 その他 第4項 IL-5(長井良憲/高津聖志) 1.はじめに 2.IL-5の構造と機能 3.IL-5受容体の構造とシグナル伝達 4.IL-5関連モデルマウス 4.1 IL-5関連モデルマウスにおけるB-1細胞の異常 4.2 IL-5関連モデルマウスにおける好酸球の異常 5.おわりに 第5項 IL-6(村上正晃/平野俊夫) 1.gp130 F759/F759自己免疫疾患発症マウス 2.gp130 F757/F757胃がん発症マウス 3.gp130 KOマウス 4.IL-6 KOマウス 5.IL-6Ra KOマウス 6.STAT3 KOマウス 第6項 IL-7(生田宏一) 1.IL-7レセプター 2. IL-7の機能ー 3. IL-7欠損マウス 4. IL-7Rα欠損マウス 第7項 IL-10(辻 典子) 1.IL-10分子と抑制メカニズム 1.1 IL-10シグナル伝達 1.2 IL-10産生のメカニズム 1.3 細胞間相互作用におけるIL-10の働き 2.粘膜の炎症とサイトカイン産生型Treg 2.1 Foxp3+iTreg,TGF-β産生型iTreg,IL-10産生型iTreg 2.2 IL-10産生型iTregの誘導と抗炎症 第8項 IL-12(奥村昌江/徐 明利/善本隆之) はじめに 1.IL-6/IL-12サイトカインファミリー 2.IL-12の産生機構 3.IL-12Rを介したシグナル伝達とIL-12R発現誘導機構 4.IL-12の生物活性 5.IL-12およびIL-12R遺伝子欠損マウスのEAE発症への感受性 6.IL-12Rβ2の腫瘍抑制作用 7.p40ホモダイマー(p40)2のIL-12の拮抗阻害活性と炎症誘導活性 おわりに 第9項 IL-13(出原賢治/有馬和彦/鈴木章一/白石裕士/太田昭一郎) 1.IL-13 1.1 免疫機構の恒常性 1.2 感染防御 1.3 アレルギー反応 1.4 移植反応 1.5 自己免疫疾患 1.6 線維化 1.7 IL-4/IL-13ダブル欠損マウスの解析 2.Stat6 2.1 免疫機構の恒常性 2.2 感染防御 2.3 アレルギー反応 2.4 移植反応 2.5 自己免疫疾患 2.6 その他 3.IL-13Rα1鎖 4.IL-13Rα2鎖 第10項 IL-15(吉開泰信) はじめに 1.IL-15の概要 2.IL-15受容体の概要 3.IL-15KOマウス 3.1 IL15の細胞分化/維持における役割 (1) 胸腺 (2) NK 細胞 (3) 自然免疫T細胞 1) NKT細胞 2) 腸管上皮間リンパ球 3) 腸管以外のγδ型T細胞 (4) 好中球/樹状細胞/マクロファージ/マスト細胞 (5) CD8Tリンパ球 (6) CD4+T細胞 (7) B細胞 (8) その他非免疫担当細胞 4.IL-15と疾患 4.1 感染症 4.2 自己免疫/炎症正疾患 おわりに 第11項 IL-17(石亀晴道/岩倉洋一郎) 要約 1.IL-17 2.IL-17のシグナル伝達機構 3.IL-17/IL-17レセプター欠損マウス 4.IL-17のアレルギー応答における役割 5.IL-17の自己免疫疾患における役割 6.IL-17の癌免疫における役割 7.IL-17の感染防御における役割 おわりに 第12項 IL-18とその受容体欠損マウス(筒井ひろ子/中西憲司) はじめに 1.IL-18の分泌には転写後処理が必須 2.IL-18受容体とその信号伝達機構 3.IL-18欠損マウスに認められる生体防御異常 4.IL-18はTh1細胞に作用してsuper Th1細胞分化を誘導する 5.IL-18欠損マウスは免疫病を回避する 6.IL-18欠損マウスはメタボリック症候群に陥る おわりに 第13項 IL-21/IL-21Rノックアウトマウス(尾崎勝俊) 1.X連鎖重症複合免疫不全症とIL-21について 2.Th17について 3.ノックアウトマウス作製・所有 4.IL-21Rノックアウトマウスの主要な表現型 5.マウスの表現型とIL-21の機能 6.最後に 第14項 IL-25(梶原直樹/中江 進) 1.IL-25 2.IL-25受容体(IL-25R) 3.IL-25の作用 4.IL-25トランスジェニックマウス 5.IL-25欠損マウス 6.IL-17RA欠損マウス 7.IL-17RB欠損マウス 8.Act1欠損マウス 9.感染防御とIL-25 10.自己免疫疾患とIL-25 11.アレルギー疾患とIL-25 12.おわりに 第15項 IL-27/WSX-1(吉田裕樹) 1.IL-27とその受容体 2.WSX-1欠損マウス 2.1 WSX-1欠損マウスにおけるTh1細胞分化障害 2.2 WSX-1欠損マウスにおけるサイトカイン過剰産生 3.IL-27/WSX-1シグナルによる、炎症・免疫反応抑制機構 3.1 IL-2産生抑制 3.2 Th17分化抑制 3.3 IL-27によるIL-10産生誘導 4.自然免疫細胞に対するIL-27の抑制作用 5.膜性腎炎自然発症マウス 6.IL-27欠損マウス 第16項 IL-31(南部あや/中江 進) 1.IL-31 2.IL-31受容体(IL-31R) 3.IL-31トランスジェニック(Tg)マウス 4.IL-31RA欠損マウス 5.IL-31欠損マウス 6.疾患とIL-31 6.1 アレルギー疾患とIL-31 (1) 皮膚炎 (2) 気道炎症 6.2 感染症とIL-31 (1) 寄生虫感染 (2) 原虫・細菌感染 7.T細胞サブセットとIL-31 8.おわりに 第17項 IL-33(ST2)(大野建州/中江 進) 1.IL-33 2.IL-33R 3.IL-33の生理作用 4.IL-33欠損マウス 5.ST2欠損マウス 6.ST2トランスジェニックマウス 7.IL-1RAcP欠損マウス 8.IL-33関連試薬 9.感染症とIL-33-IL-33R 9.1 細菌 (1) エンドトキシンショック (2) Pseudomonas aeruginosa (3) Mycobacterium tuberculosis 9.2 寄生虫 (1) Nippostrongylus brasiliensis (2) Schistosoma mansoni (3) Trichuris muris 9.3 原虫 (1) Leishmania major (2) Toxoplasma gondii 9.4 ウイルス 10.アレルギー疾患とIL-33-IL-33R 10.1 アレルギー性喘息様気道炎症 10.2 アナフィラキシー(即時型過敏症) 11.自己免疫疾患とIL-33-IL-33R 関節リウマチ 12.慢性炎症疾患とIL-33-IL-33R 12.1 肝疾患 12.2 大腸炎 12.3 糖尿病 12.4 心不全 12.5 動脈硬化症 13.おわりに 第18項 TNF-α(関川賢二) はじめに 1.TNF-α機能の概要 2.TNF-α遺伝子座の概要 3.TNF-α遺伝子ノックアウトマウスの作製 4.TNF-α遺伝子ノックアウトマウスの表現形質 5.トリパノソーマ感染症の感受性・抵抗性遺伝解析とTNF おわりに 第19項 IFN (瀧 伸介/田川陽一) 1.I型IFN I型IFNとそのレセプター 2.IFN-γ 2.1 序 2.2 IFN-γの過剰発現マウス 2.3 IFN-γまたはそのレセプターのKOマウス 2.4 JAK1 KOマウス 2.5 JAK2 KOマウス 2.6 STAT1 KOマウス 2.7 IFN-γKOマウスを用いた病気の解析 2.8 実験的疾患モデルにおけるIFN-γ 2.9 おわりに 第20項 TGF-β/Smad(森川真大/宮園浩平) 1.はじめに 2.TGF-βシグナル 3.TGF-βシグナルと自己免疫疾患 4.TGF-βシグナル構成因子の遺伝子改変マウス 4.1 TGF-βリガンド 全身性TGF-β1ノックアウトマウス(Tgfb1-/-マウス) 4.2 TGF-β II型受容体 (1) dnTGFBRII遺伝子改変マウス (2) T細胞特異的TGFBRIIノックアウトマウス(Cd4-cre;Tgfbr2fl/lfマウス) 4.3 Smad (1) 全身性Smad3ノックアウトマウス (2) Smad7遺伝子改変マウス 5.おわりに 第21項 CXCL12 (長澤丘司) 1.はじめに 1.1 CXCL12の同定と構造 1.2 受容体の同定と構造およびシグナル伝達 2.CXCL12欠損マウスとCXCR4遺伝子欠損マウスの表現型 2.1 生 存 2.2 造 血 2.3 心血管形成 2.4 神経形成 2.5 生殖幹細胞 2.6 免疫監視 3.おわりに 第22項 ケモカイン(阿部 淳/上羽悟史/松島綱治) 1.はじめに 2.各論 2.1 CXCR1・CXCR2とIL-8ファミリー 2.2 CCR2とそのリガンド群 2.3 CCR7とCCL19・CCL21 2.4 CXCR5とCXCL13 3.結語 第23項 TSLP(生田宏一) 1.TSLPレセプター 2.TSLPの機能 3.TSLP欠損マウス 4.TSLPR欠損マウス 5.TSLP Tgマウス 第3節 シグナル伝達因子/転写因子欠損モデル 第1項 B細胞受容体,およびその下流分子(佐々木義輝) はじめに 1.B細胞抗原受容体(BCR)とその下流のシグナル分子 1.1 pre-BCRおよびBCR構成分子 (1) 免疫グロブリン重鎖欠損マウス (2) 免疫グロブリン軽鎖欠損マウス (3) pre-BCR欠損マウス (4) Igα鎖、Igβ鎖欠損マウス 1.2 BCR下流のシグナル伝達分子 (1) チロシンキナーゼ、チロシンホスファターゼ (2) アダプター分子 (3) NF-κB経路 (4) PI3キナーゼ経路 (5) Rac経路 (6) その他の経路 2.B細胞特異的にCreリコンビナーゼを発現するトランスジェニックマウス 2.1 mb1-creマウス 2.2 CD19-creマウス 2.3 CD21-creマウス 2.4 CD23-creマウス 2.5 Cγ1-creマウス 2.6 AID-creマウス 第2項 IRFファミリー欠損マウス(高岡晃教/亀山武志/亀岡章一郎) はじめに 1.IRFファミリー転写因子について 1.1 IRF-1 1.2 IRF-2 1.3 IRF-3 & IRF-7 1.4 IRF-4 & IRF-8 1.5 IRF-5 1.6 IRF-6 1.7 IRF-9(ISGF3γ,p48) 1.8 ウイルス由来のIRFタンパク質:vIRF-1,vIRF-2,vIRF-3/LANA2 2.IFNシグナルとIRFファミリー転写因子 3.ウイルス感染によるI型IFN遺伝子の発現誘導におけるIRF転写因子 4.パターン認識受容体を介するシグナルにおけるIRF転写因子の役割 5.血球分化におけるIRF転写因子の役割 6.発がんプロセスにおけるIRF転写因子の役割 6.1 がん化抑制作用をもつIRFメンバー:IRF-1,IRF-5,IRF-6,IRF-8 (1) IRF-1 (2) IRF-3 & IRF-7 (3) IRF-5 (4) IRF-6 (5) IRF-8 (6) IRF-9 6.2 がん化促進作用をもつIRFメンバー:IRF-2とIRF-4 (1) IRF-2 (2) IRF-4 6.3 ウイルスホモローグとIRFメンバー:vIRFs 7.転写因子欠損モデルとしてのIRF遺伝子改変マウス 7.1 IRF-1遺伝子欠損マウスと血球異常 7.2 IRF-2遺伝子欠損マウスと炎症性皮膚病変 7.3 IRF-4あるいはIRF-8遺伝子欠損マウス 7.4 IRF-5遺伝子欠損マウス 7.5 表皮の分化異常や頭蓋顔面や四肢の発生学的な異常を伴うIRF-6遺伝子欠損マウス 7.6 IRF-1,2,3,4,7遺伝子欠損マウスと感染防御 7.7 IRF-3,4欠損マウスとエンドトキシンショック おわりに 第3項 SOCSファミリー(吉村昭彦) 1.CIS/SOCSファミリー 2.ストレートノックアウトマウスの性質 2.1 SOCS1ストレートノックアウトマウス 2.2 SOCS3 3.コンデショナルノックアウト(cKO) 3.1 T細胞特異的cKOマウス (1) SOCS1 (2) SOCS3 3.2 単球、樹状細胞特異的cKOマウス (1) SOCS1 (2) SOCS3 3.3 肝細胞特異的cKO 3.4 神経特異的cKO 第4項 TRAFファミリー(合田 仁/井上純一郎) 1.TRAFファミリー 2.TRAF6遺伝子欠損マウス 2.1 TRAF6遺伝子欠損マウスの作製 2.2 TRAF6遺伝子欠損マウスの表現型 3.TRAF1遺伝子欠損マウス 4.TRAF2遺伝子欠損マウス 5.TRAF3遺伝子欠損マウス 6.TRAF4遺伝子欠損マウス 7.TRAF5遺伝子欠損マウス まとめ 第5項 Sh2b3/Lnkファミリー(高木 智) 1.Sh2b3/Lnk欠損マウス 1.1 B細胞過剰産生 1.2 造血幹細胞の著しい増加と機能亢進 1.3 血小板増多及び血小板機能異常 1.4 血管内皮系細胞への分化亢進 1.5 自己免疫性免疫疾患モデルとしての可能性 2.Sh2b1/SH2-B欠損マウス 3.Sh2b2/APS欠損マウス 第6項 NF-κB経路と胸腺髄質形成(新田 剛/高浜洋介) 1.はじめに 2.T細胞レパトア選択の概要と胸腺髄質の役割 3.髄質形成を制御するNF-κBシグナル分子群 3.1 RelB 3.2 Non-classical pathway (NIK,IKKα,NF-κB2) 3.3 NF-κB1 (p50)/NF-κB2(p52) 3.4 Bcl-3/NF-κB2 3.5 TRAF6 4.髄質形成を制御する細胞間シグナル分子群 4.1 LTβR 4.2 RANKL-RANKとCD40L-CD40 5.今後の展開 第7項 転写因子(Runx, AML, Mafなど)(河府和義/佐竹正延) 1.はじめに 2.T細胞初期分化におけるRunx転写因子の役割 3.CD4T/CD8T細胞分化の制御因子としてのRunx1,3 4.Runx1による末梢ヘルパーT細胞のTh1/Th2分化制御 5.おわりに 第4節 自然免疫欠損マウス 第1項 TLR(柴田琢磨/三宅健介) はじめに 1.自然免疫応答 2.TLR 3.TLRにより誘導されるシグナル伝達と免疫応答 4.TLR関連分子群 5.TLRと感染症 6.TLRと非感染性疾患 6.1 自己免疫疾患 6.2 組織損傷 6.3 腫 瘍 6.4 メタボリックシンドローム おわりに 第2項 C型レクチン(西城 忍) 1.Dectin-1 KOマウス 2.Dectin-2 KOマウス 3.Mincle KOマウス 4.マンノース・レセプター(MR)KOマウス 第3項 核酸受容体(船曳正英/藤田尚志) 1.はじめに 2.RIG-I-like receptors (RLRs) 3.RIG-I RIG-Iノックアウトマウス 4.MDA5 MDA5ノックアウトマウス 5.LGP2 LGP2ノックアウトマウス 6.おわりに 第4項 NLR欠損マウス(中村悠美/神戸直智) はじめに 1.NLRP3 2.NLRC4 3.NOD1とNOD2 おわりに 第5節 細胞接着因子・細胞間相互作用関与分子欠損モデル 第1項 インテグリンファミリー(LFA-1,VLA-4-ICAM-1,VCAM-1)(木梨達雄) 1.はじめに 2.インテグリンの構造 3.インテグリン接着性の制御 4.インテグリン細胞内領域とinside-outシグナル 5.インテグリンノックアウトマウス 6.インテグリン活性化制御シグナルノックアウトマウス 7.おわりに 第2項 糖鎖リガンド(浅野雅秀) 1.細胞接着における糖鎖リガンド 2.セレクチンを介した細胞接着 3.セレクチン欠損マウス 4.セレクチンリガンド糖鎖欠損マウス 5.β4-ガラクトース転移酵素-I欠損マウス 6.おわりに 第3項 FcRファミリー(坂本 譲/高井俊行) 1.はじめに 2.FcRの構造と結合特異性 3.FcRの機能とシグナル伝達経路 3.1 活性型FcRのシグナル伝達 3.2 抑制型FcRのシグナル伝達 4.FcR遺伝子欠損マウスと病態 4.1 FcRとアレルギー 4.2 FcRと自己免疫疾患 5.おわりに 第4項 Igスーパーファミリー(PIR-A,PIR-B) (遠藤章太/高井俊行) 1.PIRの概略 2.ノックアウトマウスの作製 3.Pirb欠損マウスの表現型 3.1 アレルギー 3.2 移植と腫瘍免疫 3.3 自己免疫 3.4 細菌感染 3.5 脳の可塑性と神経軸索伸長 おわりに 第5項 NK細胞におけるペア型レセプター(上堀淳二/荒瀬 尚) 1.はじめに 2.ペア型レセプター 3.病原体に対する免疫応答とペア型レセプター MCMV m157 4.抑制化リガンドの発現 5.おわりに 第6項 Sema4A/D(村上輝明/野島 聡/奥野龍禎/熊ノ郷 淳) 1.セマフォリン分子群について 2.免疫セマフォリン分子群 3.Sema4D欠損マウス 3.1 Sema4Dについて 3.2 Sema4D欠損マウスの表現型 (1) B細胞活性化障害 (2) 樹状細胞活性化障害 (3) 免疫系以外での表現型 4.Sema4A欠損マウス 4.1 Sema4Aについて 4.2 Sema4A欠損マウスの表現型 (1) ヘルパーT細胞分化障害 (2) 抗原特異的T細胞のプライミング障害 (3) 免疫系以外での表現型 おわりに 第7項 TNFスーパーファミリー(河部剛史/石井直人) 1.歴史と概念 2.分子機構 2.1 リガンド 2.2 受容体 2.3 細胞内シグナル伝達 3.機 能 3.1 免疫機能調節 3.2 リンパ球の発生 3.3 末梢リンパ組織の構築および維持 3.4 骨のリモデリング 4.疾患への関与とモデルマウス 4.1 感染症 4.2 炎症性腸疾患 4.3 自己免疫疾患 4.4 腫 瘍 4.5 その他の疾患 4.6 シグナル伝達分子欠損マウス 5.遺伝子変異によるヒト疾患 6.おわりに 第8項 副シグナル分子(CD28/CD80,86,CTLA-4)(安部 良) はじめに 1.CD28 KOマウス 1.1 分子の性質とその機能 1.2 KOマウスの所見と病態モデル 2.CTLA-4 KOマウ 2.1 CTLA-4分子の性質とその機能 2.2 KOマウスの所見と病態モデル 3.CD80,CD86 KOマウス 3.1 CD80,CD86分子の性質とその機能 3.2 CD80,CD86 KOマウスの所見と病態モデル 結 語
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