新規化学物質開発胆嚢者必携!350の物質を収録!
●造本・体裁・価格体 裁 B5判上製 700頁 発 刊 1991年2月15日●監修・編集定 価 35,000円(本体)特別割引価格 本体 9,000円
監 修 石館 基 前国立衛生試験所変異遺伝部部長
編 集 能美 健彦 国立衛生試験所変異遺伝部室長
編集協力 国立衛生試験所変異遺伝部
現在、我が国においても、Amesテストのデータはかなり蓄積されてきた。労働省に提出された化学物質の
数だけでも4,000種を越えている。このうち約13%のものが陽性であり、
そのうちの3%強のものに特に高い変異活性(披験物質mg当たり誘発変異コロニー数が1,000以上)が
認められている。新薬あるいは農薬などの開発途上で、各企業内に保存されているデータ、あるいは、
大学などの研究機関で行われた試験成績を含めれば、その数は膨大なものとなろう。しかしながら、Ames
テストの結果は同じ化合物であっても、色々な実験条件下で微妙に異なってくる。使用したテスト菌株の
性質、プレート法とプレインキュベーション法の選択、代謝活性化に用いたS9の濃度や組成、被験物質の
濃度設定、あるいは、コロニーの測定法などによって左右される。
評価に耐えるデータを得るためには、実験者自らが十分知識と経験を積むことはもとより、その試験
施設におけるバックグラウンドデータを十分蓄積しておく必要があるだろう。
本データ集は、過去15年間に、国立衛生試験所、変異遺伝部第二室(微生物変異研究所)で行われた
試験結果の一部を生データとして集録したものである。被験物質によって、使用したテスト菌株は必ずしも
同じではない。しかしながら、陰性対照および陽性対照のばらつき、あるいは個々の披見物質の濃度選定
など、具体例として貴重な資料となろう。特に、本データ集においては、陰性となった物質についても記載
されている。無駄な実験の繰り返しを避けるためである。陽性となった物質については、μg当たりの変異
活性値も記載されている。化学構造と変異活性との相関性につき比較研究するためにも重要な情報となろう。
(石館 基)
・解説
微生物を用いる変異原性試験データ集:その読み方と総括
[1]本データ集に収録された被験物質のうちわけ
[2]試験菌株の種類<
[3]被験物質の調製法
[4]S9
[5]標準試験操作法
[6]判定基準
[7]データの総括
略語リスト
エームス・テストの原理と新しいサルモネラ試験菌株の開発
1.微生物を用いる変異原性試験の多様性
2.エームス・テストの原理
3.ニトロアレーン、芳香族アミンに高い感受性を示す新しいサルモネラ試験菌株
4.微生物を用いる変異原性試験の今後の展望
・試験データ(350物質)
・INDEX
・ガイドライン
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