実際に実験を行っている第一線研究者が、手法・効率などを明確に記載。
●造本・体裁・価格体 裁 B5判上製 420頁 発 刊 1990年6月25日●編集委員定 価 50,000円(本体)特別割引価格 9,000円+税
大石 道夫 東京大学応用微生物研究所教授 小田鈎一郎 東京理科大学基礎工学部教授 谷口 克 千葉大学医学部教授●執筆者
上田 泰次 東京理科大学理工学部応用生物科学科教授 小田鈎一郎 東京理科大学基礎工学部 生物工学科 教授 佐藤 裕 東洋醸造(株)リサーチセンター・生物工学研究所課長 小林 準次 東洋醸造(株)リサーチセンター・生物工学研究所課長 白畑 実隆 九州大学大学院農学研究科 遺伝子資源工学専攻細胞制御工学教室助教授 村上 浩紀 九州大学大学院農学研究科遺伝子資源工学専攻 細胞制御工学教室教授 奥田 篤行 九州大学生体防御医学研究所 ウイルス学部門助教授 木村 元喜 九州大学生体防御医学研究所 ウイルス学部門教授 西川 里美 熊本大学医学部免疫医学研究施設 病理学部門教授 西川 伸一 熊本大学医学部免疫医学研究施設 病理学部門教授 竹森 利忠 国立予防衛生研究所細胞免疫部部長 大野 博司 千葉大学医学部高次機能制御研究センター免疫機能分野 斉藤 隆 千葉大学医学部高次機能制御研究センター 遺伝子情報分野教授 木本 雅夫 佐賀医科大学医学部免疫学教室教授 峯田 寿裕 佐賀医科大学医学部免疫学教室 服部 雅一 北海道大学獣医学部助手 湊 長博 自治医科大学アレルギー膠原病科講師 垣生 園子 東海大学医学部免疫学教室教授 玉内 秀一 北里大学医学部微生物学教室助手 平峯 千春 香川医科大学医学部免疫病理学助手 北條 憲二 香川医科大学医学部免疫病理学教授 副島 利紀 佐賀医科大学医学部微生物学教室助手 永山 在明 福岡大学医学部微生物学教室教授 渡邊 利雄 東京大学応用微生物研究所助手 鮎沢 大 東京大学応用微生物研究所助教授 小山 秀機 横浜市立大学木原生物学研究所 細胞工学教授 西本 毅治 九州大学大学院医学系研究科 細胞工学講座教授 矢崎 信 名古屋市立大学医学部小児科学教室助手 和田 義郎 名古屋市立大学医学部小児科学教室教授 佐藤 弘毅 放射線医学総合研究所障害基礎研究部部長 戸須真理子 東京大学医科学研究所ウイルス感染研究部 関口 豊三 (財)河野臨床医学研究所副所長 吉田 廸弘 北海道大学理学部附属動物染色体研究施設教授 橋本 雄之 国立予防衛生研究所ウイルス・リケッチア部ウイルス第二室長 亀岡 洋祐 国立予防衛生研究所ウイルス・リケッチア部ウイルス第二室 神田 尚俊 東京女子医科大学医学部医学科第二解剖学教室講師 相川 英三 東京女子医科大学第二解剖学教室主任教授 野村慎太郎 東京大学応用微生物研究所助手 菊池 韶彦 三菱化成生命科学研究所核酸研究室長 丹羽 修身 京都大学理学部生物物理学科助教授 米田 悦啓 大阪大学細胞工学センター助手 石橋 要 日本たばこ産業(株)医薬研究所 野島 博 大阪大学微生物病研究所難治疾患バイオ分析部門・ 分子遺伝研究分野助教授 岡山 博人 大阪大学微生物病研究所難治疾患バイオ分析部門・ 分子遺伝研究分野教授 寺田 尚 東京大学応用微生物研究所第五研究部 古澤 満 第一製薬(株)中央研究所副所長・分子生物研究室室長 粕谷 敬宏 理化学研究所マイクロ波物理研究室主任研究員 塚越 幹郎 理化学研究所マイクロ波物理研究室副主任研究員 井谷 照 第一製薬(株)中央研究所分子生物研究室 保田 立二 岡山大学医学部附属環境病態研究施設教授 山内 正剛 Imperial Cancer Research Fund Clare Hall Laboratories 田川 雅敏 千葉大学医学部高次機能制御研究センター助手 瀬川 薫 慶応義塾大学医学部微生物学教室専任講師 松野 健治 基礎生物学研究所発生生物学研究系細胞分化研究部門 鈴木 利治 基礎生物学研究所発生生物学研究系細胞分化研究部門助手 chi-chung-Hui 基礎生物学研究所発生生物学研究系細胞分化研究部門 鈴木 義昭 基礎生物学研究所発生生物学研究系細胞分化研究部門教授 下遠野邦忠 国立がんセンター研究所ウイルス部長 赤城 剛 国立がんセンター研究所ウイルス部 山村 研一 熊本大学医学部附属遺伝医学研究施設教授 河野 友宏 東京農業大学総合研究所講師 末盛 博文 明治乳業(株)ヘルスサイエンス研究所発生生物学研究室 中辻 憲夫 明治乳業(株)ヘルスサイエンス研究所発生生物学研究室長 佐藤 忠之 東海大学附属病院移植免疫センター 猪子 英俊 東海大学医学部移植学助教授 絹谷 政江 愛媛大学医学部第一解剖学教室助教授 丹 京子 愛媛大学医学部第一解剖学教室助手 横山 峯介 (財)実験動物中央研究所生殖研究室長 勝木 元也 東海大学医学部DNA生物学教室教授
第1章 細胞株の樹立と細胞培養法 第1節 遺伝子導入による初代細胞株樹立(上田泰次・小田鈎一郎) 1.細胞株の樹立 2.方法 3.核内癌遺伝子の諸性質 第2節 高密度培養(佐藤裕・小林準次) 1.概要 2.ホローファイバー法による浮遊性細胞の高密度培養 3.マイクロキャリア法による付着依存性細胞の高密度培養(灌流培養) 第3節 無血清培地(白畑実隆・村上浩紀) 1.はじめに 2.無血清培地の特徴 3.無血清培地使用上の一般的注意 4.無血清マウス胎児細胞株の樹立法 5.モノクローナル抗体産生ハイブリドーマの培養 6.おわりに 第4節 細胞同調法(奥田篤行・木村元喜) 1.細胞周期の各相にある細胞の識別 2.細胞同調の問題点 3.種々の細胞同調法の原理 4.各細胞周期相移行時間の測定 5.3YIおよびそのトランスフォーム細胞を用いた各細胞周期相への同調法 第2章 免疫細胞長期培養クローン化技術 第1節 長期骨髄培養系を用いたB細胞分化研究方法(西川美里・西川伸一) 1.はじめに 2.Dexter培養(D培養) 3.Whitlock-Witte培養法(W培養) 4.スウィッチカルチャー 5.長期培養からのストロマ細胞株の樹立 6.ストロマ細胞株を用いた骨髄細胞培養 第2節 ウイルスによるB.T細胞および幼若造血細胞の株化技術 (竹森利忠) 1.使用ウイルス 2.ウイルスを用いた細胞の感染 第3節 T.B細胞ハイブリドーマ・モノクローナル抗体の作製(大野博司・斉藤隆) 1.ハイブリドーマ作製の原理(HAT培地を用いた選択法) 2.準備 3.手技 4.スクリーニング 5.クローニング 6.モノクローナル抗体の採取、精製 第4節 抗原特異T細胞の樹立(木本雅夫・峯田寿裕・松永萬成) 1.はじめに 2.抗原特異T細胞株の樹立 3.利点及び欠点 第5節 LGL/NK細胞株の樹立(服部雅一・湊長博) 1.はじめに 2.LGL分画の濃縮および精製 3.LGLの培殖・活性化因子とフィダー細胞 4.LGL株の樹立について 5.MLV感染マウス脾細胞からのNK細胞株の樹立 6.IL3/IL2培養システム 7.IL‐3/IL‐2培養系の応用 第6節 胸腺器官培養法とT細胞分化(垣生園子・玉内秀一) 1.材料および準備 2.実験の操作 3.結果例及び考察 第7節 T細胞分化に必要なストローマ細胞の株化 (平峯千春・北条憲二) 1.はじめに 2.材料 3.実験手技 4.ポイント 5.おわりに 第8節 マクロファージの株化(副島利紀・永山在明) 1.はじめに 2.材料と準備 3.株化マクロファージの樹立方法 4.株化細胞のマクロファージ形質の検討 第3章 変異株の分離と細胞融合 第1節 変異株の分離と解析 第1項 TK−,HGPRT−,その他(渡邊利雄) 1.はじめに 2.変異株の分離法 3.実験例1 4.細胞質由来の遺伝マーカー 第2項 特定遺伝マーカーの導入法 1.はじめに 2.遺伝子ターゲッティングによる遺伝子修正 3.遺伝子ターゲッティングによる遺伝子破壊 4.おわりに 第2節 細胞増殖に関する温度感受性変異株の分離とその基礎的な解析法 (西本毅治) 1.はじめに 2.材料 3.温度感受性変異株の分離法 4.温度感受性変異株の解析 5.細胞周期についての解析 第3節 遺伝病細胞株の樹立(矢崎信・和田義郎) 1.はじめに 2.細胞株培養法 3.細胞の凍結保存及び再培養 4.先天性代謝異常症の細胞株樹立の問題点 第4節 Complementation test(佐藤弘毅) 1.はじめに 2.材料と方法 3.選択マーカー 4.実例 5.おわりに 第5節 細胞融合と細胞質融合(戸須真理子・関口豊三) 1.緒言 2.細胞質融合細胞と再構成細胞 3.細胞の脱核 4.核体および細胞質体の精製 5.細胞融合法 6.二重体選別培養とクローン分離 7.おわりに 第4章 染色体レベルでの解析技術 第1節 染色体分染法(吉田廸弘) 1.培養細胞の染色体標本のつくり方 2.固定した細胞の保存方法 3.染色体の通常染色法 4.染色体分染法 5.雑種細胞における両親染色体の染め分け 6.その他の特殊分染法 第2節 セル・ソーターによる単離と染色体の構造および機能解析 (橋本雄之・亀岡洋祐) 1.はじめに 2.セル・ソーターによる染色体分離の原理 3.染色体の調製と染色 4.染色体の解析と単離 5.単離染色体を利用した染色体の構造・機能の解析 第3節 In situハイブリダイゼーションを用いた染色体の構造および機能解析 第1項 構造解析(神田尚俊・相川英三) 1.In situハイブリダイゼーションとは 2.染色体標本の作製 3.染色体標本の前処理 4.プローブの作製 5.ハイブリダイゼーション 6.標本の洗浄 7.オートジオグラフィー 8.現像 9.染色と観察 第2項 遺伝子発現(野村慎太郎) 1.必要な器具・試薬 2.方法の原理と概略 3.方法の実際 第4節 パルスフィールド電気泳動法を用いた染色体構造の解析(菊池韶彦) 1.キロベースからメガベースへ 2.巨大なDNAの電気泳動による分離の原理 3.電気泳動装置 4.試料の調整 5.制限酵素による試料の消化 6.電気泳動の条件 7.染色体DNAの制限酵素地図をつくる 8.比較的大きめのDNAをクローニングする ための宿主ベクター系 第5節 人工染色体の利用(丹羽修身) 1.はじめに 2.酵母の人工染色体 3.酵母人工染色体ベクター:YAC 第5章 細胞への遺伝子および高分子物質の導入 第1節 赤血球ゴースト法(米田悦啓) 1.はじめに 2.赤血球ゴースト法 3.赤血球膜ゴースト法 4.おわりに 第2節 エレクトロポーション(石橋要) 1.原理 2.実験 第3節 高効率リン酸カルシウム法(野島博・岡山博人) 1.試薬の調製 2.プラスミドDNAの調製 3.トランスフェクション 4.結果と考察 第4節 プロトプラストフュージョン(幸田尚) 1.プロトプラストフュージョンについて 2.実験例 3.プロトプラストフュージョン法によるco-transformation 4.プロトプラストフュージョン法を用いた細胞へのタンパク質導入 第5節 マイクロインジェクションとプリッキング法(古澤満) 1.はじめに 2.マイクロインジェクション 3.プリッキング法 第6節 レーザー法(粕谷敬宏・塚越幹郎) 1.はじめに 2.レーザーの微細照射 3.レーザーによる細胞膜穿孔と物質の透過 4.レーザーによる遺伝子移入 5.レーザー法の適用例 6.レーザー法の装置構成 7.レーザー法の展望 第7節 リボソーム(井谷照・保田立二) 1.リボソームの調製と遺伝子の封入 2.浮遊系細胞への遺伝子導入 3.リボソームを用いた遺伝子導入法の利点と問題点 第8節 染色体導入(山内正剛) 1.準備 2.染色体導入実験 第6章 動物細胞における導入遺伝子の発現とクローニング 第1節 岡山・バーグ法によるcDNAライブラリーの構築 (野島博・岡山博人) 1.はじめに 2.原理 3.cDNAライブラリー作製の実際 第2項 モノクローナル抗体を使ったcDNAクローニング (田川雅敏) 1.はじめに 2.発現型cDNAライブラリー 3.遺伝子導入(transfection) 4.スクリーニング 5.Hirt法とTransformation 第2節 哺乳動物細胞における遺伝子発現 第1項 免疫沈降法、免疫プロッティング法による遺伝子産物の解析 1.免疫沈降法 2.免疫プロット法 第2項 ゲルシフト法およびD Nase 气tットプリント法 (松野健治・鈴木利昭・chi-chung Hui・鈴木義昭) 1.ゲルシフト法 2.D Nase 气tットプリント法 第3項 レトロウイルベクター(下遠野邦忠・赤木剛) 1.遺伝子発現が試験管内で自由にコントロールできない 2.レトロウイルスの複製様式 3.組み換え体レトロウイルスの調製 4.ウイルス産生量をあげる工夫 5.ターゲット細胞への組換え体ウイルスの感染 第7章 動物への遺伝子の導入とその発現 第1節 外来遺伝子のマウス個体への導入と発現に関する技術 1.トランスジェニックマウス作製技術 2.作製と発現の効率を高めるための条件 3.トランスジェニックマウスの解析技術 第2節 核移植および人工的卵割による動物の作出(河野友宏) 1.哺乳動物胚の核移植 2.分離胚の作製法 第3節 マウス胚幹細胞への遺伝子導入(末盛博文・中辻憲夫) 1.はじめに 2.遺伝子導入方法の選択 3.準備 4.ES細胞への遺伝子導入 5.コロニーの分離 6.まとめ 第4節 骨髄幹細胞への遺伝子導入と移植(猪子英俊・佐藤忠之) 1.はじめに 2.原理と特性 3.マウス骨髄細胞の採集 4.高電圧パルスによる遺伝子導入 5.レシーピエントマウスへの移植 6.発現効率 第5節 発生における器官移植(絹谷政江・丹京子) 1.手術に必要な器具・装置 2.受精卵の購入と孵卵(Incubation) 3.手術法マニュアル 第6節 キメラマウス(横山峯介・勝木元也) 1.集合キメラマウスの作成法 2.注入キメラマウスの作成法
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